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六月の睡蓮鉢 その1

屋外の睡蓮鉢の植物が良い感じになってきたので、いくつか画像を紹介したいと思います。

下記画像の睡蓮鉢は去年滋賀の湿地から持ってきた土を入れたもの。

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ヒツジグサも採取して植えたのですが、出てきていないですね。消滅してしまったかもしれません。
ヒルムシロ様の浮葉はフトヒルムシロだと思います。でもあまりフトヒルムシロっぽい色ではないような。
水中葉の形態からはフトヒルムシロだと思うのですが。
水面に浮かんでいるタヌキモはおそらくイヌタヌキモかと思われます。
イヌタヌキモは水槽では周年栽培が難しく、冬になると大体殖芽になって休眠してしまいます。
水中から出ているイネ科はムツオレグサなんでしょうか?花が付いたら同定したいと思います。
画像の右端に写っているのがキクモです。完全水中から発芽してきました。
このキクモは室内水槽に植えてみる予定。
この睡蓮鉢は糸状藻類は出ていないのですが、藍藻が発生してきてしまいました。

今年もオニバスが出てきてくれました。

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この浮葉がいずれはあの凶悪な刺を持った巨大な浮葉になるなんて想像できません。
まあ鉢植えではそこまで大きくはならないでしょう。
オニバスは室内水槽で栽培できると楽しいのですが。誰か挑戦したことないでしょうか?
ちなみに周りの丸い浮葉はトチカガミでヒルムシロっぽい浮葉はオヒルムシロです。

オニバスと同じ睡蓮鉢に植えていたリュウノヒゲモです。
室内水槽では育成が難しいので消滅するかと思っていたのですが、意外にも絶えていませんでした。

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いつか汽水水槽作りたいですね。リュウノヒゲモとかイトクズモとかコアマモとか植えたいものです。
このリュウノヒゲモの自生地ですが、今年の水研で行くところなのかな?

ハンゲショウ その2

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画像は第一水槽のハンゲショウ。
去年書いたハンゲショウの記事の日付を見ると、水槽に投入してから約一年が経過しています。
最近は忙しくて水槽のメンテナンスをしている時間がなかなかなく、
気が付くと浮葉や浮遊水草が水面を覆っていて普通の有茎草が調子を崩していたり
消滅したりしているのですが、このハンゲショウはなんとか一年水槽で維持することができました。
低光量に対する耐性もけっこうある植物なんですね。
画像をよく見ると左側の株から地下茎のようなものが伸びています。
ハンゲショウは地下茎で増殖するタイプでしたっけ?

第一水槽で発生していたコケはほぼ消滅し、現在は良環境になっています。
このままの状態で維持したいところですが、そろそろ水温上昇が気になってきました。
またファンを取り付けたり対策をしないといけません。

第一水槽のエーハイムから常時異音がするようになってしまい、
モーターの寿命かと思い(もう8年ぐらい使っている)新しいものを注文したのですが、
新しいエーハイムが届いた途端に異音がしなくなってしまいました。
うーん、、どうしたものか。

水槽で育てるヒメミズワラビ

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画像は現在第一水槽で育てているヒメミズワラビ(ミズワラビ)
滋賀県ではわりと普通種でこの画像の個体も滋賀県の水田で採取したものです。

今までは水槽内での育成もそれほど容易ではない気がして
ちゃんと育ててみたことがなかったのですが、去年の夏に採取して
水槽に浮かべていたらちゃんと越冬もしてくれて元気に育っています。

生育初期は幅広の葉なのですが、株に勢いが付くと鹿の角のような肉厚の葉を出してきます。
画像でも幅広の葉と細い葉が混在しているのが分かると思います。
葉の先に子株を付けてどんどん増えていくところはウォータースプライトと同じです。

ヒメミズワラビですが、水田でしか見たことがないのでこれも稲作の伝来とともに
分布域を広げていった植物なんでしょうか?


屋外の睡蓮鉢に植えている水生イネ科の生長が良くなってきました。
チゴザサっぽいものと、ムツオレグサっぽいものを何本か採取して
屋内の水槽に植えてみました。また懲りずに水槽化に挑戦してみます。

そういえば一昨年?採取したリュウノヒゲモが屋外の睡蓮鉢で新芽が出てきています。
屋外栽培では意外と育成容易なのかもしれません。
水草にも水槽内での栽培が容易なもの、水槽内では難しいが屋外栽培は容易なもの、
水槽内でも屋外でも難しいものなど、いろいろありますね。

2013年 卯月その2

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第二水槽で育っているミズユキノシタです。
産地は滋賀県で、ミズトラノオやナガバノウナギツカミ、マルバノサワトウガラシ、
シソクサなどもあってとてもいい場所でした。今年もまた行ってみたいですね。

このミズユキノシタですが、右側にある3本の色味が緑色っぽくて気になっています。
左側の5本は普通の赤味のある色なんですが。
右の3本はこのまま緑色のまま育ったら面白いのですがどうなるでしょうか。
ちなみに右の3本は左の5本をトリミングした後の下茎から生長してきたものなので
遺伝子的にはほぼ同じものだと思います。
以前も赤味がないミズユキノシタを持っていたのですが、その株は枯らしてしまったので
この3本が緑色のまま維持できればいいですね。

それにしてもミズユキノシタは日本産の水草としては華のある水草ですね。
日本にもこんなにきれいな水草が自生しているのです。
そういえば自宅には60cm水槽が2本あるのですが、現在植えている水草は日本産100%です。
それでも植える場所が足りません。それってけっこう凄いことだと思いませんか?

2013年 卯月その1

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第一水槽の現在の画像です。

フィルターの濾材があまりにも目詰まりしていたようなので
濾材を新しいものに交換し、ヤマトヌマエビとダニオ・エスメラルダを投入しました。
エビのおかげでコケもだいぶ消えつつあります。
第一水槽はここしばらくは荒れ果てた水槽環境でしたが、ここから良い感じに持って行きたいものです。

画面中央の有茎草は滋賀県産のミズトラノオです。
日本産の有茎草の中では割と耐久力のある水草ですね。
水槽の放置が続いてもなんとか持ってくれることが多いような気がします。