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スズメノハコベ

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4月に設置した水槽もだいぶ落ち着いてきたように思います。
コケもかなり減りました。水草はまだ本調子ではないものが多く
特にヒルムシロ科のものが生育が良くないです。
反対にミズネコノオ、マルサワ、スズメノハコベなどの普段は難しい
水草の生育が良いです。これは完全新規の底床のおかげでしょう。

題名のスズメノハコベですが、今まではあまり上手く育てられたことが
なかったのですが、今回は画像のように繁茂しています。
この株は去年滋賀で採取してきたものです。滋賀ではあまり見られない植物で、
知っている生育地でも個体数が少ないのですが、
茨城の某所ではカーペット状に大繁茂していてところ変わればこれだけの
違いになるのだなあと感心したものです。

水田では小さく見つけにくい地味な植物ですが、アクアリウムでは前景に
うってつけの可愛らしい水草になってくれます。
なお水草として流通するインディアンクラッスラとは微妙な違いが
あるものの同種か、もしくは非常に近い種類だと思われます。


水草水槽で飼育できる・飼育に適している日本産淡水魚というのは
あまりいないのですが、一番適していると思われるメダカを水槽に投入してみました。
今まで一度も水草水槽でメダカを飼育したことがなかったのが不思議です。
考えてみれば水草はすべて日本産なのですから、魚種も日淡にするのが自然な流れということで。
最近はメダカも改良品種が多く売られていて、
熱帯魚っぽい楽しみ方をされている方も多いみたいですね。

unknown@イネ科

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水替え中のunknown@イネ科。

水替え中だったので水位が下がり、あたかも水面に葉がたなびいているように見えて
カッコ良かったので撮ってみました。

水面に到達したらこのように浮葉っぽくなってくれたら良いのですが、
そうはならず普通に水上に突き抜けて生長していきます。

水生イネ科三種

現在水槽で育成している水生イネ科ですが、
意外に水槽に順応していてモサモサ育ってきています。

トリミングした際にバットに入れたものを撮ってみました。
水槽中のものより分かりやすいかと。

unknown@イネ科

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ムツオレグサ?

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ドジョウツナギ

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この三種はいい感じに育っているのですが、ハイチゴザサの調子が落ちてきています。
三種ともに言えるのが全力で水上を目指して生長しているということですね。
水草というよりは湿地の植物で低光量にも強く水槽でも育てられる、という感じでしょうか。
オープンアクアリウムであれば花穂を付けるまで育てられそうです。

モク取り2013 その10

ミミカキグサ。

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この場所ではミミカキグサの水中葉の良い株が採取できたので
自宅水槽に投入したのですが、例年通りうまく育てることができませんでした。
う~ん、、小さい植物なので底床に植えると光量不足になってしまうのかもしれません。
かといって水面に浮かべておいても、あまりいい結果が得られないことが多く・・。
日本産のミミカキグサで緑の絨毯を作りたいのですが、未だに実現していません。

こちらはムラサキミミカキグサ。

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葉の形状がミミカキグサとは違い、スプーン状になっています。
ちなみにハイチゴザサの拡大画像は上記の画像が分かりやすいですね。


場所を移動し、とある河川。

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川の中に植物が生い茂っている地面があり、そこにハンゲショウが自生しています。
植栽ではないハンゲショウを見るのは初めてだったのですが、草刈の後だったのか、
あまり背丈が高く育っている植物がなく、ハンゲショウも最近芽吹いてきたと思われる
背の低い株しか見ることができませんでした。
この生育地のハンゲショウは採取して現在育成中です。
ハンゲショウですが、東海地方ではわりとよく見られるそうです。

とある溜池パート6

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ここにはミクリsp.がありました。
ミクリは花や実を確認しないと正確な同定ができないため、
花や実が付いていない個体はsp.扱いになります。

とある溜池パート7

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ここにはヤリハリイがありました。
ヤリハリイは穂が普通のハリイよりも長いです。
こちらも採取して水槽で育てています。今のところ順調に水中で生育しています。

この後もコバノヒルムシロが自生する溜池に行ったのですが、増水後のためか
自生しているものを見ることはできませんでした。


今回は企画が私でいろいろ不安もあったのですが(といっても自生地の案内は人任せ・・)
普段行くことのない兵庫京都中部地方を見ることができて良かったです。
今年は兄さんも参加できるといいなあと思います。

モク取り2013 その9

明けましておめでとうございます。
今年ものんびりと日本の水草の育成・観察をしていければと思います。
今年の目標は関東のフィールドに一度は行く!ですかね?

ツイッターのほうには年末の水槽画像を投下しましたが、
ブログのほうも更新していきたいと思います。


モク取り2013 その8の続き

ハタベカンガレイの水中葉。

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ハタベカンガレイですが、水槽育成にも向いていますし
育成も容易で日本産水草入門種だと思います。


とある溜池パート5

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この溜池にはジュンサイ、ヒルムシロ、タチモ、ミミカキグサ、ムラサキミミカキグサ、
ハイチゴザサ、フラスコモsp.などがありました。

ヒルムシロとフラスコモsp.

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ハイチゴザサはこのような感じで水際一面に自生していました。
あまり注目していなかった植物なのでいい画像ではないですが。
画像を見返してみると意外に水際のほうまで進出していますね。

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ヒルムシロとタチモ

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この場所のヒルムシロは採取して水槽で育成しています。
ヒルムシロの水中葉は透明感がありきれいなのですが、すぐに浮葉を出してくるので
水槽で鑑賞するタイプの水草ではありません。まあ浮葉植物だと思えば・・。

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