記事一覧

モク取り2013 その8

とある溜池パート4

ファイル 245-1.jpg

ここにはヒツジグサが自生していました。
溜池の水の色が妙に青っぽくてきれいでした。何が原因でこのような色に
なっているのでしょう?土壌の成分が関係しているのでしょうか?

ヒツジグサ。モネの睡蓮のようですね。

ファイル 245-2.jpg

この溜池の土手にナガバノヤノネグサがありました。初めて見ることができました。
葉の基部に白い模様があるのが分かるかと思います。

ファイル 245-3.jpg

水生植物だったら面白いのですが、特に水は好まないようです。


場所を移動してとある湿地帯。ここにはハタベカンガレイ、フトヒルムシロ、
ホソバミズヒキモなどがありました。

ファイル 245-4.jpg

ハタベカンガレイ、フトヒルムシロ、ホソバミズキモ。

ファイル 245-5.jpg

フトヒルムシロの緑から赤まで変化する葉色がきれいですね。
今年の夏は久しぶりにフトヒルムシロの水槽栽培に挑戦しましたが、
やはりうまく育成することができませんでした。

ヒルムシロは水槽内や睡蓮鉢での育成が容易ですが、フトヒルムシロは
人為的な環境での栽培が難しいですね。

その9に続く。

モク取り2013 その7

イボクサとキクモが沈水状態で生育していました。
普段はもっと水深が浅くて抽水状態になっているのかもしれませんが、
この日は完全に水中に沈んでいました。

ファイル 244-1.jpg

イボクサも何回も水槽育成に挑戦しているのですが、いずれも上手く育てられたことがありません。
水槽に植えても秋口に花芽を付けて生長しなくなるパターンばかりです。
どなたかイボクサを水槽内で周年栽培している方がいましたらご教示ください。

場所を移動してとある溜池パート3
ここの溜池にはヒロハノエビモ、イトモなどがあるとのこと。
人為的な水域にヒロハノエビモがあるのは珍しいそうです。

ファイル 244-2.jpg

ここの溜池ですが、確かに溜池にしては水の色が自然池沼に近い感じがしますね。

岸付近にはイトモとミゾカクシがありました。

ファイル 244-3.jpg

ヒロハノエビモは岸から採取できる場所には生えていなかったのですが、
流れ藻になっていたものを拾うことができました。

イトモとヒロハノエビモをバットに入れて撮影。

ファイル 244-4.jpg

ファイル 244-5.jpg

このヒロハノエビモは現在水槽で育成中です。
琵琶湖のヒロハノエビモと何か違いがあるのか確認しようと思います。

モク取り2013 その6

場所を移動してとある溜池。
ここにはオグラノフサモがあるとのこと。

ファイル 243-1.jpg

オグラノフサモの沈水葉。左下にある明るい緑色の水没した植物は何でしょう?

ファイル 243-2.jpg

オグラノフサモの水上葉。というか水中葉が水上に出たものですね。

ファイル 243-3.jpg

この溜池のオグラノフサモもお持ち帰り。
自宅水槽には別の自生地のオグラノフサモがあるので混ざらないようにしないといけません。
今のところ別水槽に植えてあるので大丈夫だと思いますが。

さらに場所を移動してとある溜池パート2

ファイル 243-4.jpg

ここの溜池は遠浅でしたのでウェーダー装着で水生植物を観察しました。

岸付近に生育するチゴザサ。この場所の個体も採取して現在水槽で育成中。

ファイル 243-5.jpg

チゴザサもハイチゴザサほどではないですが、水槽育成に向いていて
普通に水槽内で沈水状態で育成可能です。
この日は関西に台風が来た一週間後ぐらいでしたので、増水している溜池が多かったです。
この溜池も普段よりは水位が高い感じでしたが、どうだったのでしょうか?

モク取り2013 その5

水田の畔に自生していたハッカ?でしょうか。
こういうハッカ系の植物は本当の自生なのか、植栽からの逸出なのかよく分からないですね。
似たような栽培種も多いですし。

ファイル 242-1.jpg

場所を少し移動した別の水田。ここにはホシクサ、シソクサ、スズメハコベ
などがありました。

ファイル 242-2.jpg

紅葉しているシソクサ。ここの水田の株も採取して現在自宅水槽で育成中。
東南アジアでは料理に使われることもあるようですが、日本ではなぜ使われないのでしょうね?
良い香りなのにもったいないですね。

ファイル 242-3.jpg

ここにもありました、スズメハコベ。
今までなかなか見ることができなかった植物なので、未だに見つけるとうれしい植物ではあります。

ファイル 242-4.jpg

水田の畔にフトイがありました。このような場所にあるということは植栽なんでしょうか?

ファイル 242-5.jpg

モク取り2013 その4

途中になっていたモク取り2013ですが、越年しないうちに続きを書きたいと思います。

その4からは京都中部&兵庫中部編となっています。
今年も去年同様、野外観察に行きたいですねという話をしていまして
場所や時期などいろいろ考えていたのですが、9月中旬に京都中部と兵庫中部周辺を
マツモムシさんに案内して頂けることに。

まずは水田地帯へ。この辺りにはミズネコノオやスズメハコベがあるとのこと。
この時期はもうすでに稲刈りも終わり、稲の姿は見えません。

ファイル 241-1.jpg

ミズワラビの幼株がたくさん生えています。

ファイル 241-2.jpg

スズメハコベを発見しました。自生数はあまり多くありません。

ファイル 241-3.jpg
ファイル 241-4.jpg

ミズネコノオ。こちらも自生数は多くなく、大きく育った個体はありませんでした。
今年はこの周辺の水田に除草剤が使われたのかも?とのこと。

ファイル 241-5.jpg

このミズネコノオは採取して現在水槽で育成中です。
がっつり花芽を付けていたので枯れてしまうかと思っていたのですが、
今のところ自宅水槽環境に適応してくれて、小振りな水中葉を展開しています。