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ムジナモ

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前回のヤナギモの更新の後、常用しているパソコンが壊れてしまい、
ここしばらくは新マシンへの移行をしていました。なぜか家にWin7が入った
新マシンがあって良かった。^^ とはいえメールの移行や環境の構築は面倒でしたが・・。

画像は新規導入水草のムジナモ。
ムジナモも今まであまりうまく育てられたことがない水草です。
水槽や睡蓮鉢で長期維持できている方はすごいなと思います。
そういえばムジナモって何科なのかなと思って調べたらモウセンゴケ科なんですね。
確かに頂芽から見たときの形状はモウセンゴケのロゼットに似ているような?

名前と生態の似ているタヌキモがそこそこ種分化して繁栄しているのに比べて
ムジナモは世界的にも絶滅に瀕しているようで、あまり適応能力がなさそうです。

何にしろ透明感があってきれいな水草なので、がんばって増やしたいですね。

ヤナギモ

モク取り2010・滋賀県編で採取した水草、ヤナギモ

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採取場所は去年の12月2日に紹介したミクリの一種が生えていたのと同じ川です。
エビモと似たような環境に自生していますが、エビモのように水槽育成が難しいこともなく、
ヒルムシロ科の中では容易なほうですね。水槽内でも頂芽が水面に到達してからも
かなり長く生長しますが、そうなったら適当な箇所で切って挿し直しするといいでしょう。
あまり他のヒルムシロ科のように地下茎では増えないようです。
水槽環境が悪くなると頂芽付近から根を出してきて、途中の茎は枯れてしまうので
頂芽の部分だけを底床に植え直します。

よく似た水草にポタモゲトン・ガイーがあり、以前一度このガイーも育ててみようと
思い購入したのですが、あまりうまく育てられずにすぐに枯らしてしまいました。
形態の比較などもしてみたかったのですが。

ヤナギモは育成は容易な水草なんですが形態の特性状、写真に撮るのが難しいですね。
頂芽がとてもきれいなんですが、頂芽の部分はすべて水面にたなびいてしまうので。


3月17日の日記で紹介したイヌタヌキモの殖芽ですが、新芽が生長してきたので
画像をアップしてみます。

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ノタヌキモやフサタヌキモに比べるとちょっと小型で葉も太く、全体的に
ごわごわしている感じのタヌキモです。でも最盛期には頂芽も赤くなって
かなりきれいになります。

日本産水草とクリプトコリネと

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現在、自宅で育てている唯一のクリプトです。
けっこういい場所に植えていたのですが、水槽の全体トリミングとともに
もう少し暗い場所に移動させました。バランサエ系なのでしょうが、
あまり大きくならず、葉色もダークグリーンでかっこいいと思うのですがどうでしょう?


ところで最近はブセファランドラが盛り上がってきてますね。
どんどんワイルド株が入ってきてますし、面白そうな種類も出てきてたりで。
自分も乗っておきたいところではあるのですが、やはり植えるところが、、。
そんなわけで最近はるーつさんの入荷情報を見ては、いいなぁと思っているだけになっています。
しかしこのようないい水草が最近まで知られていなかったというのも不思議ですね。
今までは水中で育つとは思われていなかったのでしょうか?

でも育ててみた感じとしてはアヌビアスナナと同じような雰囲気というか、
わりと暗い場所でも平気そうなので、意外に植える場所は選ばなさそうですよね。
もう少し今ある水草を整理して植えられる場所を作ってみようかな。

それにしてもワイルド株なんかはもう少し値段が高くてもいいと思うんですけどね。
普及に伴って値段が下がっていくのは仕方ないとしても・・。
クリプトもホシクサも最近は下火なので、
ブセファランドラが新たな火付け役になればいいですね。

シソクサ

モク取り2010・滋賀県編で採取した水草、シソクサ

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去年の8月下旬に採取してからずっと自宅の水槽で育てていますが、あまり調子は
上がってこないですね。そして同じ水槽で育てているサイコクヌカボのために
水換えサイクルを早くしようと思っているので、また調子が落ちそうです。
なので調子が落ちる前に画像を撮って記事にしておこうと思いまして本調子ではないですが、
アップしてみます。産地によっても育てやすい個体とそうでない個体があるんですかね?
この個体は特に難しい気がします。個人的にすごく好きな水草なんですが、
育成技術が足りていないのがなんとも、、。

このシソクサの自生地の画像です。

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ここの近辺の水田はマルバノサワトウガラシやミミカキグサなどがあるのですが、
シソクサは数がかなり少なくて3、4個体ぐらいしか見つけられませんでした。
同じリムノフィラ属のキクモはわりとどこにでもあるのですが、シソクサは
やはり自生が少ないので、見つけるとうれしくなります。


以前から自分の中で懸案になっていた図鑑的なページなんですが、
この連休でようやくフォーマットを作ることができました。
1ページずつHTMLでページを作っていく気力がなかったので、どうしようか
いろいろ悩んだんですが、結局ブログ形式にすることにしました。
ブログなら更新も楽ですし、これはこれでありかなと。

種名を学名メインにしているのは外国の人にも見やすいようにしたいと思い、
できるだけ日本語を使わないようにしてみました。
ページ名は日本水草図鑑の副題からもらいました。ちょっと内容に比べて大仰な
タイトルかもしれません。^^;
とりあえず直近で画像を撮っていた種類だけアップしています。
画像は基本的に日々草々に載せているものしか使っていないので目新しさは
ないと思いますが、またいい画像が撮れたらちくちく更新していこうと思います。

Aquatic Plants of Japan
http://aqua-volvox.tank.jp/APJ/index.php

イヌタヌキモ

東北関東大震災の被災地の一日も早い復興を願っています。
そして被災された方々が早く元の生活に戻れますように、、。

・・と、願っているだけでは何なので義援金も送ろうかなと思っています。
しかし原発は予断を許さない状況ですし、余震も東北はもちろん首都圏でも
頻発していますし、かなり不安な情勢ではありますね・・。

自分の生活にもかなり影響が、、。
計画停電の実施で水槽の保温が心配ですし、照明やCO2の添加もタイマー管理
しているので手動で時間を合わせなくてはいけません。
電車も運休になったり本数が減らされたりしていますね。取引先の会社も
休業したり、店も閉店時間が早くなっていたり、、等々。
コンビニやスーパーも全体的に品薄になっています。買占めだったり、被災地の
ほうに物資を回していたり、物流が滞っていたりと、理由は様々なのかもですが。
まあ今は状況的にいろいろと厳しいので多少の不便は我慢しないといけません。


モク取り2010・兵庫県編で採取した水草、イヌタヌキモ

採取後はかなりいい感じで生長していたのですが、晩秋頃から生長が止まり
殖芽の状態になっていたイヌタヌキモ。殖芽は浮いているものと沈んでいるものが
あり、殖芽のまま枯れてしまうのではないかと思っていたのですが、最近になって
新芽が出てきている殖芽を見つけたので写真を撮ってみました。

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手の平の上の茶色い球状のものが水槽でずっと浮いていた殖芽で、こちらのほうは
まだ芽は出てきていません。その下にある新芽が伸びてきているものが
水槽の底に沈んでいた殖芽で、もうかなり新芽が伸びていて球状の形が崩れています。

イヌタヌキモの現地画像はこれもまた撮っていたと思っていたのですが
撮っていなかったようなので、自生地の溜池の画像のみ載せておきます。

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ハタベカンガレイが自生していたのと同じ溜池です。自然度が高くて良い溜池ですね。
今後水槽内で生長してきたら、ちゃんとした画像を撮りたいと思います。

それにしても、3月になってやっと少し気温が上がってきたかなと思っていた矢先に
イヌタヌキモの殖芽も動き出すなんて、やはり体内時計のようなものがあるのでしょうか?
それとも外環境の微妙な変化を察知しているんですかね?同じような環境に自生する
ノタヌキモやフサタヌキモは殖芽も全く形成しないですし、水槽内で季節に関わりなく
育っているのを見るとなんだか不思議です。