記事一覧

水草月間

ファイル 167-1.jpg

先週から水草月間始まっています。(自分の中だけで)
モク取り2011も、もう間もなくといったところなのでしっかり準備して
いきたいと思います。(とはいえ大したことはできません)

それにしても採取するのはいいのですが、家に帰ってからの仕分けとコケ取りがかなり大変ですね。
採集した水草はほぼ間違いなく藻類が付いているので、そのまま自宅の水槽に入れたりすると
大変なことになりますので、しっかりチェックする必要があります。

そして、水槽に植える場所を作るのも一苦労です。現在水槽に植えている水草はどれも
手放したくないものばかりですし、光がよくあたる場所でないといじける水草が多いので。

水槽内、今からこの状況で大丈夫なんでしょうか?
モク取り2011では採取は控えめにしたいと思います。(できるのか?)


自宅水槽はついに国産水草100%になりました。
(一つだけ正体不明のものがありますが、自分の予想では多分日本産かと)
ブセファランドラも処分してしまいました。
まあブセファについては買えるものが多いですし、、また育てたくなったときに
買えばいいかなと。


画像は名もなきイトトンボ。(いや、名前はあると思いますが分からないだけです ^^;)
三脚使って風のない日に撮らないとブレブレですな。

地元の自然

自分の住んでいる場所は、ほぼ100%住宅地なので自然というものは
ほとんどないのですが、近所に流れている川がありまして
その川に2種類の水生植物が自生しています。一つはオオカナダモで、
これは増水すると上流からよく流れてきます。もう一つが水底に固着している
水草で、以前から何の水草なのか気になっていたのですが
(川に降りられる場所がなく道路からしか観察できないのです)
今日初めて写真に撮ってじっくり観察してみました。

どうもバリスネリアの仲間のようです。おそらくコウガイモか
セキショウモ、オオセキショウモのどれかだと思うのですが、
手に取って観察できないのでよく分かりません。
しかし葉の幅や大きさ的にコウガイモの可能性が高い気がします。

ファイル 166-1.jpg

ファイル 166-2.jpg


底床入れ替えをした自宅水槽ですが、底床入れ替えによりコケの発生が
なくなると思っていたのですが、未だに黒ヒゲコケの発生が止まりません。
ハリイやハタベカンガレイの古い葉に付いてしまいます。
やはり底床だけでなくフィルターや水も完全新規で立ち上げないと
コケを持ち越してしまうのですね。これ以上コケの発生が続くようなら
何か対策をしないとですが・・。

蛭莚と小葉の蛭莚

第二水槽に植えているヒルムシロとコバノヒルムシロが生長してきたので
写真を撮ってみました。

ヒルムシロは滋賀県産のもので、屋外睡蓮鉢に植えっぱなしにしていたものが
今年になって新芽が出てきたので水槽に移植してみました。
透明感のある葉がきれいですね。それと新芽の手触りがすごくヌルヌルと
しているのはなぜでしょう?食害対策なんでしょうか?

ヒルムシロは形態の地域差がすごくあって、いろいろな産地のものを
育ててみると面白かったりします。水槽水草としては水中葉の耐久度があまり
ないことと、すぐに浮葉を出してくるのが玉にキズといったところ。
でも風情があるというか、いかにも日本産水草といった感じなので自分はすごく好きです。

ファイル 165-1.jpg


先日頂いたコバノヒルムシロですが、水槽に植えた株は浮葉がすっかり消滅して
繊細な水中葉を展開してきました。とりあえず第一段階は乗り越えたかと思うので
一安心です。今後の長期栽培はまだ不安ですが。
水中葉の幅はイトモの水中葉よりもさらに細いですね。日本水草図鑑によるとイトモの
水中葉の幅が0.7~1.5mm、ホソバミズヒキモの水中葉の幅が0.3~1mmとなっているので
イトモよりはかなり細いようです。(コバノヒルムシロの形態は果実以外では
ホソバミズヒキモと区別できないとのこと)
イトモとホソバミズヒキモの水中葉の幅はそれほど変わらないのかと思っていました。
実際に両者を育成してみると一目瞭然というか、違いがよく分かります。

ファイル 165-2.jpg


それにしても日本産という括りだけで、なかなかネタが尽きないものですね。
外国産の水草ももちろん面白いとは思うのですが、、自分的には自分で採ってこれる
日本産が一番面白いと思うのです。
ときどき、やる気の低下が起こり水槽を見たくない時期が来たりしますが、
本気で水槽をたたもうと思ったことは一度もないのが不思議です。

まあ自分も一年後ぐらいにすっぱり止めている可能性もなくはないですが^^;
でも環境が許す限りできるだけ長く続けていきたいなと思っています。

稀少タデ2種

ファイル 164-1.jpg

今夏は節電の夏のはずなんですが、最近の底床入れ替えや水草の新規導入などで
水温を下げなければいけなくなってしまったので、平日は昼頃にエアコンのスイッチが
オンになるようにタイマーをセットして出かけています。
ちょっと罪悪感が半端ないのですが・・はやく電力供給が安定してほしいですね。
何だか関西のほうでも節電の動きがあるようですが、、どうなるのでしょうか?


先日頂いたヤナギヌカボですが、着々と水中化しつつあります。
なんだか生長も速いですし、水中葉への移行スピードは
ホソバノウナギツカミと同じぐらいかもしれません。イヌタデ属の中でも
水槽水草としての適性はかなり高そうです。(しかし秋になったら生長が止まって
花芽がっつり系かもしれないのでまだ断定はできませんが)

画像は水槽の中のサイコクヌカボとヤナギヌカボ。
右の頂芽がかなり赤っぽいのがサイコクで左奥のうすい黄色のタデがヤナギです。

サイコクはちょっと生長が遅いですし、花芽を上げてきたりしていて
あまり調子は良くないです。サイコクとヤナギの水中葉の比較をしてみたいので
どちらともうまく育ってほしいですね。

コバノヒルムシロ

コバノヒルムシロは以前(関西にいたときだったのでもう5年以上前ですが)
滋賀県産のものを採取して育てたことがあったのですが、すぐに枯らして
しまいまして、もう一度育ててみたいと思っていました。

今回、兵庫県産のものを送って頂きましたので写真に撮ってみました。

コバノヒルムシロ全体

ファイル 163-1.jpg

コバノヒルムシロの特徴でもある実の形状です。

ファイル 163-2.jpg

殖芽

ファイル 163-3.jpg

草体はホソバミズヒキモとほとんど変わらないようです。
殖芽も同様でしょうか?今回は特徴である実も送って頂いたのでじっくり観察できました。
しかし、ホソバミズヒキモと混生していることもあるのですね。

頂いた個体は水槽と屋外の睡蓮鉢に植えましたがおそらく枯らしてしまうのではないかと
思います。そもそもホソバミズヒキモも何度か水槽育成に挑戦しているのですが、
一度もうまく育てられたことがないのです。でも自生で見るホソバミズヒキモや
コバノヒルムシロの小さい浮葉はとても好きなので水槽内で再現できたらいいですね。

それにしてもコバノヒルムシロという和名はちょっと違和感があります。
ヒルムシロよりはイトモやホソバミズヒキモに似ているのでウキバイトモとか、
コバノミズヒキモとかのが良かったのではないかと。まあどうでもいいことですが^^;