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ハタベカンガレイ

モク取り2010で採取した水草、ハタベカンガレイ

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ハタベカンガレイは記載された年が2004年なんですが、自分は当時も水草水槽を
やっていてこのハタベカンガレイも育てていました。
ただ、その時はまだ普通のカンガレイだと思って育成してまして、線形葉の水中葉を持つ
カンガレイはハタベカンガレイとして記載されたというネットのニュースを見て驚いたものです。
普通のカンガレイではこのような線形の水中葉にならないのですよね。

そして今年はその自生地を見る機会にも恵まれまして。^^


現地画像、溜池に自生しているハタベカンガレイ

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この抽水形の株の周りには線形の水中葉の子株が生えています。

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線形の水中葉は流水中に適応するために発達したのでしょうね。
ミクリのように流水中に自生している個体群も機会があったら見てみたいものです。

現在はこのとき採取した水中葉の株を水槽で育てています。
株が充実してくると3角形の稜のある葉を出してくるので、そうなったら株分け適期です。
育成も容易ですし、シペルスやバリスネリア・ナナの代わりに使える優良な
日本産水草だと思うのですが、アクアリウムではあまり使われていないですね。


最近の甲斐氏の南米記事は胸が熱くなりますね。ほぼリアルタイムというのもいいなあ。
エキノとか特に興味はないのですがこれは欲しくなります。ただ、、植える場所がなさすぎなので
なんともな感じなのですが・・。

オグラコウホネ

モク取り2010で採取した水草、オグラコウホネ

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オグラコウホネですが、意外にも今まで一度も育成したことがなかった気がします。
熱帯魚屋でもたまに見かけるような、見かけないような、、そんなコウホネですね。

ぱっと見はサイコクヒメコウホネとそれほど変わらないというか、水中葉だけでは
区別がつかなそうです。サイコクヒメコウホネとの違いとしては、水位が低くなっても
抽水形は作らないということと、茎の中央に空洞があることでしょうか?
花の形状にも違いがありそうですが、調べるのが面倒で、、^^;

↓これは水槽内で出てきた浮葉です。

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↓こちらが現地画像。水中葉がきれいです。

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フサタヌキモ

モク取り2010・滋賀県編で採取した水草、フサタヌキモ

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フサタヌキモは自分が日本産水草を意識して育て始めるようになった頃
どなたかから頂いたものを育てていました。う~ん、、何だか懐かしい。
まあ育てやすくてきれいなタヌキモですね。

しかし、何年か前に自分で採取したものは、水槽に導入するときに枯らしてしまったので
また挑戦ということで採取してきました。
タヌキモ類は水槽への導入時に枯らしてしまうことがけっこうあるので要注意です。

イヌタヌキモも同時期に採取してきて、最近まで調子よく育っていたのですが、
10月中旬ごろから急に殖芽を付けてしまい、成長が止まってしまいました。
ここからの復活は難しそうですが・・復活してくれるといいな。
フサタヌキモのほうは水槽で殖芽を見たことがないので、一度順応してしまえば
イヌタヌキモのような心配はなさそうです。


そろそろ紹介できる水草のネタが切れそうな予感・・。
種類的にはまだあるにはあるのですが、生長がいまいちだったりで。
ネタが切れるのが先か、自分のモチベが切れるのが先か、、さて。

件のホシクサは水槽に浮かべた個体のほうからも全て花芽が上がってきてしまいました。
タッパーに植えたほうも結実までいけるのでしょうか?これから気温も下がってきますし・・

ホソバノヨツバムグラ

モク取り2010・滋賀県編で採取した水草、ホソバノヨツバムグラ

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水草と言い切っていいのか微妙な植物ではありますが、水槽に沈めるとなかなか可愛らしく
個性的な水中葉を展開してくれます。そして葉がスプーンを逆さにしたような形状なので、
酸素の気泡が葉の裏面に溜まって見ごたえがあります。

この画像の個体はサワトウガラシを採取した湿地に生えていたもの。
水槽に沈めてからしばらくは水中でも調子よく育ってくれるのですが、長期維持は難しいですね。
ちょっと他にない形状の有茎草なのでもう少し長期維持が容易ならアクアリウムでも
人気が出そうなものですが。


↓こちらは別の場所に生えていたホソバノヨツバムグラ
やはり湿地や水辺が好きなようで水が近くにある場所にしか生えないようです。

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↓これは2007年にこのブログで紹介した画像

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採取した湿地のほうのホソバノヨツバムグラの画像は撮らなかったので
代わりに過去画像をもう一度載せてみます。
2番目の画像だと水中化しそうな感じはあまりしないのですが、この3番目の画像だと
水が好きな性質が感じられます。

クロモ

モク取り2010・滋賀県編で採取した水草、クロモ

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オオカナダモやコカナダモに押されて減少していると思われるクロモ。
フィールドでも見かけるのは大抵オオカナダモかコカナダモですね。
しかしクロモも繁殖力は旺盛っぽいので、それなりに三種の住み分けはできているのでしょうか?

以前採取した千葉県産のクロモも水槽で維持しているのですが、
このクロモはどうも草姿が好きになれなくて、もう一度琵琶湖産のクロモが
ほしいなと思っていたのでした。

↓こちらが千葉県産のクロモ

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千葉県産のほうが節間が長くて葉が細くてちょっと貧弱そうに見えます。
ランナーで這う性質もこちらのほうが強いみたいです。


先日、種子付きサイコクヌカボを送って頂いたのでサイコクの種子をじっくり観察できました。
種子が1.2~1.5mmなのがヤナギヌカボで、1.5~2.0mmなのがサイコクヌカボなんですね。
両者の見分けがだいぶ分かってきたような気がします・・!
あとはヤナギヌカボの実物をもっと見てみたいですね~。ヤナギのほうは一度も生植物を
見たことがないので。あ、それとマツモムシさんのHPでタデ特集が組まれています。
タデ好きは必見です。(*'-')