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タデ二種 水面から

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しばらく続いていたモク取り2010シリーズですが、ぼちぼち通常形態に
戻そうかと思います。あと紹介できそうなのはシソクサとヒロハノセンニンモ、
ホザキノフサモぐらいですかね?いい画像が撮れたら単発で復活させます。

画像は第二水槽のトリミング直前のタデ二種。
右側のオレンジ色のタデはsonsiさんリリースのタデ。ホソバノウナギツカミと
同じか、それ以上に水中に順応しています。花芽も出さないですし。
左側の頂芽が緑で主脈の赤い色が目立つタデがサイコクヌカボです。
葉をよく見るとペリシカリアスポット(タデの葉によくある黒い斑点のこと。勝手に命名 ^^; )
がうっすら出てきていますね。

サイコクヌカボは最近花芽をかなり出してきていたのですが、
水換えペースを週一にしたら出さなくなったような?なんとか水槽用植物として
馴化できるといいですね。

マツバイ

モク取り2010・滋賀県編で採取した水草、マツバイ

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説明不要の日本産ヘアーグラス。休耕田などでたいてい見つかる出現頻度の
高い植物ですが、小河川で沈水状態になって生育していることもあるようです。

画像の個体は滋賀で採取してきたもの。兵庫で採取した個体も現在水槽で育てているのですが、
こちらのほうはかなり生長が悪く滋賀の個体ほどいい状態になっていないです。
マツバイもわりと水槽への導入時に失敗することがありますね。ありふれた水草なので
扱いが雑になっているというのがあるかもですが、、。


このモク取り2010シリーズですが、ネタが切れそうとか言っていたのですが、
けっこう続いていますね。しかし最初に紹介した水草がちらほら枯れてきています。
ヒツジグサ、トキンソウが完全枯死。コウガイゼキショウも枯れてはいないですが、
生長しないですね。シャジクモも姿が見えません・・。

意外にいけそうなのがサワトウガラシとホソバノヨツバムグラ。この二種は肥料を
切らさないようにするのがポイントなのかも。シソクサは現在立て直し中。
でも峠は越えた感じでしょうか?もうしばらくしたらシソクサも紹介できると思います。

サクラタデ&シロバナサクラタデ

モク取り2010・滋賀県編で採取した水草、サクラタデとシロバナサクラタデ

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サクラタデとシロバナサクラタデはこのブログでも何度か取り上げているとは思うのですが、
今年の夏頃のカタストロフ(水槽崩壊)で、それまで育てていた個体を消滅させてしまったので
産地のはっきりしたものを採取してこようと思い、両種が自生している場所で採取をしてきました。

採取したときはまだ花が咲いていない時期だったので、ほとんど見分けは付かなかったのですが、
なんとなく雰囲気が違うなと思う2種のタデをそれぞれ数株ずつ採取してきたらなんとか当たりました。

画像は右上の明るい緑色の3株がサクラタデで左下の暗い緑色で頂芽が少し赤味がかっている
3株がシロバナサクラタデです。水槽での育成はサクラタデのほうが難しく消滅しやすいです。
シロバナサクラタデのほうが環境の悪化にも強いですし、より水中に適応していますね。
そしてシロバナサクラタデは地域によって形状の差がけっこうあるような気がします。
産地が違うと水中葉の雰囲気が全然違っていて面白いです。
一年草のタデは水槽内でも秋~冬になると花芽をガンガン上げてくるのですが、
サクラタデとシロバナサクラタデは水槽内では秋~冬になっても花芽を上げてくることはありません。

今回、同時期に採取したサイコクヌカボは花芽ばかり上げるようになってしまいました。
一年草のタデはこれがあるのが残念。

そういえばサクラタデやシロバナサクラタデの自然状態で水中化したところは見たことがないですね。
これだけ水中に適応しているのに積極的に水中に進出していく気がないように見えます。
ヤナギタデのように湧水河川にあってもおかしくないのに、不思議といえば不思議です。

ミクリの一種(ナガエミクリ?)

モク取り2010・滋賀県編で採取した水草、ミクリの一種(ナガエミクリ?)

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ミクリの仲間は花(というか花序)の形状を確認しないと同定ができないのが
残念ですね。花序以外で同定できるポイントがあればいいのですが、、。
現在水槽で育てている個体は湧水河川に生育していた水中葉の株を採取したもので
当然花の形状は見ていません。ですが、生育状況からナガエミクリだとは思います。

↓自生地の様子はこちら

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この川にはオヒルムシロやヤナギモ、コカナダモなども生育しています。
こういう湧水河川のミクリの水中葉は本当に清新でいいですね。
ミクリとバイカモとミズハコベの茂ったマイ湧水河川がほしいです。^^

水槽での育成は夏場の高水温にさえ気を付ければそれほど難しくない様子。
バリスネリアと違い、明るい緑色なので水槽内でも目立ちます。



サワトウガラシがあまりにも良く生長していて、きれいな群落を作っていたので
トリミングする前に写真を撮ってみました。たまには上から見た画像も新鮮かと。

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しかしサワトウガラシがこんなに水中に適応していて育てやすいとは
全然知らなかったですね。まだまだ知らないことがたくさんあるものです。

ハリイ(オオハリイ?)

モク取り2010で採取した水草、ハリイ(オオハリイ?)

採取したときにオオハリイかも?とお聞きしたので、括弧付きでハリイ(オオハリイ?)と
してみました。溜池に沈水状態で生育していて確かにかなり大型のハリイでした。

自生地の写真を撮っていたと思っていたのですが、撮っていなかったようです。(つд`)
しかしなんで撮らなかったんだろう?自生の様子を紹介できないのが残念。
けっこう水草然としたいい感じで生育していましたよね、、。

ということで水槽画像のみで。

水上に出た穂から芽が出てきています。

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この小株を切り離して植えたのがこちら。
なんだか何を撮ったのかよく分からない画像になってますが、、^^;

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親株のほうはあまり生長が良くなく、穂から出た小株のほうが生育がいいです。
なので、水上に出た小株をどんどん切り離して前景に移植しています。

日本水草図鑑を見てみるとハリイの分類はかなり難しいみたいですね。
広義のハリイとしてオオハリイなどをハリイの中に含める場合もあるようです。
自分としては見分けが付かないので全部ハリイにしたいところです。ヽ(´ー`)ノ