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ドジョウツナギ その1

以前、掲載したドジョウツナギの水中画像を載せた記事ですが、
画像が別の種類の植物(おそらくハタベカンガレイ)でしたので、以前のものは削除しました。
今回は本物だと思われる画像が撮れましたので、もう一度ドジョウツナギについて
書いてみたいと思います。(と言ってもそれほど書けることはないのですが、、)

モク取り2013 その2で紹介した抽水状態のドジョウツナギを採取して
水槽内で育ててみました。

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ドジョウツナギは以前も何度か採取して水槽内に移植したのですが、
いずれも上手く育てられませんでした。しかし今回は水槽内に植えた株から
水中で新芽が出てきて、上の画像のような完全水中葉が出てきています。
今回は夏に蛍光灯を全て新品のものに交換したので、上手くいったのかもしれません。
光量はやはり重要ですね。

成長速度ですが、今年の8月中旬に採取して4ヶ月目の現在でやっとこの状態ですから
生長の遅さは推して知るべしという感じ。
ドジョウツナギに関する記事では種の取り違えがあったりと、いろいろと情報が
錯綜してしまったので、今回実際に水槽育成ができるということが実証できてよかったです。
後は水槽内でどんどん増殖させていければいいのですが。


第二水槽で順調に増殖していると思っていたコバノヒルムシロですが、
水槽内で種子を付けたところ、ホソバミズヒキモであることが判明しました。
おそらく以前頂いたコバノヒルムシロにホソバが混じっていたのだと思います。
(以前頂いたコバノヒルムシロの自生地にはホソバミズヒキモも自生しているようです)

モク取り2013 その3

雨が少なくて水田の水が少ないかと思ったのですが、
この辺りの水田はきれいな水を潤沢に入れているようでした。

サワトウガラシが繁茂していました。マルバもあって良さそうなんですが、
この辺りには見当たらないのが不思議。

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今年は見ることができたミズキカシグサ。

ファイル 239-2.jpg

そういえば今年自宅で播種したものはあまりうまく育ちませんでした。
発芽率はすごく良かっただけに残念。種子はまだあるので来年はもう少し早い時期に蒔いてみたいです。

今年も見ることができたスズメハコベ

ファイル 239-3.jpg

この株は採取して現在自宅水槽で育成しています。今のところ順調に生育しています。
やはりこれぐらいの時期に採取しないと水槽ではうまく育たないことが多いですね。

この休耕田ですが、他の場所の休耕田に比べると雰囲気が違う気がします。
どこが一番違うのかと考えてみたのですが、植物の密生度合が一番違うのかなと思いました。

ファイル 239-4.jpg

足の踏み場がない休耕田。いいですね。

最後はあまりいい写真が撮れない、撮ろうとなかなか思わないマツバイ。
こちらもなかなかの密生具合です。

ファイル 239-5.jpg

モク取り2013 その2

ミズマツバの大群生。一瞬スズメハコベに見えることがあってドキッとします。

ファイル 238-1.jpg

こちらは場所を移動してとある水路です。
今年はオヒルムシロが少し復活していて良かった。

ファイル 238-2.jpg

この水路にはいろいろ水草があります。ヤナギモ、センニンモ、ミクリの一種、
コカナダモ、オオカナダモなど。

水路に葉を浮かべていたイネ科。ウキシバ?アシカキ?これはお持ち帰りしました。

ファイル 238-3.jpg

抽水状態で生育するドジョウツナギ。こちらもお持ち帰り。

ファイル 238-4.jpg

ドジョウツナギなんですが、以前ブログの記事で紹介した株はハタベカンガレイではないかと思われます。
ドジョウツナギの記事・・訂正しておかないといけないです。(汗
良く考えればイネ科は有茎草なわけでして、ロゼット型な水草の時点で違うだろと。
こういうアホみたいな間違いをするブログなのであまり信用しないでくださいね。

で、この水路にハタベカンガレイがあるのかと言うと、何かあるっぽいのです。
その辺りの話はまた別の機会に・・


水路から場所を移動して、また水田地帯へ

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モク取り2013 その1

2013年のモク取りの様子をアップしていきたいと思います。

8月中旬、いつも行っている滋賀県のポイントを回ってきました。
関西は雨が少なく暑い日が続いていた頃ですね。

人間の介在を許さないかのような日差しと気温の時期、
水田とその周辺の植物は一年で最も生き生きとしています。

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アザミの一種。ノアザミっぽいですが、よく分かりません。

ファイル 237-2.jpg

水田脇の水路にアカバナがありました。
水中に沈めてみたことがないのですが、この生育状況を見ると行けそうな気もします。

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ホシクサ。キネレウムは水田でしか見たことがないような。

ファイル 237-4.jpg

この周辺の水田は他にもこんな植物が自生しています。サワトウガラシやマルバノサワトウガラシなど
この日はシソクサは見つかりませんでした。

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ハイチゴザサ その1

9月下旬に関西で採取してきたハイチゴザサが水槽内で生長してきたので写真を撮ってみました。
葉先が茶色になっている葉が水上葉で白っぽい緑色の葉が水中で展開してきた水中葉です。

ファイル 236-1.jpg

このハイチゴザサですが、生長速度もイネ科にしてはけっこう早く
水槽水草として有望かと思われます。もうしばらく育成してみてトリミングできるまでに育ったら
もう一度記事にしたいと思います。

兄貴分のチゴザサはわりと湿地で良く見かけるのですが、ハイチゴザサは今回初めて見ました。
今までにも見かけていたかもしれないですが、今回は自生している数が多く
大きな群落になっていたので気が付きやすかったのかも?

採取した自生地ではいい感じの群落になっていたのですが、自生しているところの
写真を撮るのを忘れてしまいました。
水辺に生えていましたが、特に水中まで進出しているわけではありませんでした。
今回だめもとで水槽に入れましたが、意外に水中適応度は高そうです。

最近日本産水生イネ科が熱いわけなんですが(自分の中だけで)
他にもチゴザサ、ウキシバ、ドジョウツナギ、ムツオレグサなど水槽に適応できそうな種が
ありますので、育成が上手くいきましたらブログにアップしていきたいと思います。