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ギシギシ

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首都圏直撃の台風が通り過ぎた後は、気温が下がり急激に秋っぽくなりました。
何だか、まだ夏が続いているような気がするのですが、もうそろそろ10月なんですね。
自宅水槽も取り付けていたファンを外してヒーターを投入しました。

さてモク取り2011滋賀県編の途中ですが、先に紹介したい植物があるので
投下してみます。モク取り滋賀県編で採取したギシギシです。
以前からずっと水槽で育成してみたいと思っていたのですが、なかなか機会がなく
よさそうな株があれば、、ぐらいに考えていました。

モク取り滋賀県行の際に水田の畦に水槽に入れられそうな若いギシギシがあったので採取してきました。
3株ほど採取してきて水槽に沈めたのですが、今も生き残っているのは画像の一株だけです。
とはいえ予想以上に水中耐性があるようで画像の葉は完全水中葉です。
ただし、湿生植物にありがちな一枚水中葉が出るとそれまで出ていた水中葉が枯れるという
生育パターンですね。この株もそれほど長くは持たない気がするので、早めに紹介した次第です。

しかし、この植物は本当にギシギシなんでしょうか?もしかしたらスイバとかナガバギシギシなど
かもしれません。ちゃんと同定したわけではないので・・。
それにしてもギシギシの根はものすごく発達しています。採取した際に根が大きくて
びっくりしました。漢方にもなっているみたいですね。
この植物もちゃんとした水草になるまで後一歩といったところですが、東南アジアあたりでは
もっと水草然としたギシギシがありそうな気がします。

モク取り2011 その9

昨日はモク取り2011茨城県編を開催して頂きました。
突然だったにも関わらず、、ありがとうございます。
今シーズンのフィールドはこれがラストになるかと思います。目標通り関東のフィールドに
行くこともできましたし(しかも二回)これで来年までネタに困ることはないかと。
茨城県編の模様は滋賀県編が終わった後にほんのり紹介したいと思います。

それはそうと、最近検索エンジンのロボット(かどうかもよく分からないのですが)の
クロールが増えている気がします。カウンターが妙に回っているなと思ったときは大抵それのようで。
過去記事を1ページずつ見て回っているみたいです。うーん、、なんなんでしょう?


モク取り2011 滋賀県編 ポイント3箇所目続き

錦鯉の養殖が始まってしまった溜池。ヌカボタデも何とか陸上で生き残っていました。

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というよりもヌカボタデはもともと水中ではなく、陸上に多数あったのですが、
水位があがったことにより、ヌカボタデの生育場所もかなり少なくなってしまったようです。
水位が上がったのはおそらく錦鯉の養殖をするためだと思います。
それと追い討ちをかけて鹿の食害がかなりあるようで、、。ここの溜池の植生は鹿の忌避植物が
多く残っている状況とのこと。


ホソバノヨツバムグラ

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採取してきまして、現在水槽で水中葉に移行中なんですが、
ここのホソバノヨツバムグラはどうも水中化がしにくいような気がします。


アリノトウグサ

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この植物は水中でいけるのでしょうか?やってみたことがないのですが、
いけなさそうですよね、、。ミズユキノシタも回りに生えています。


ポイント4箇所目

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ここは外せないおなじみの場所。今回は水路のほうを時間をかけて観察しました。

いろいろな水生植物が生えているのが見えます。赤く見える水草はセンニンモ。

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モク取り2011 その8

モク取り2011 滋賀県編

ポイント二箇所目は湖岸近くの水田。

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ここはホシクサ、シソクサ、マルバノサワトウガラシなどがあって
自然度の高い水田地帯でした。そういえば、水田の中にタニシの殻がたくさんありました。
このときは水田の水が抜かれていたので、干上がってしまったようです。

久しぶりに見ることができたホシクサ(キネレウム)

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いざ探してみると意外に見つからない気がするホシクサですが、どうなんでしょう?
安定して水中育成できれば楽しそうな草なんですが、、。
画像のホシクサの隣に写っているハレーションを起こしている草はシソクサです。
珍しいツーショット。

この水田はシソクサが多数自生していました。

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これほどたくさんシソクサが見れたのは初めてでした。
しかしこの水田、今年はマルバノサワトウガラシがあまり出ていないそうで、
数株しか見つけられませんでした。水田の中のほうまで見ることができたら
もっとあるのでしょうが、入れないので・・。


ポイント3箇所目
3箇所目はヌカボタデとミズニラがある溜池に来てみたのですが、
久しぶりに来てびっくり。なんと鯉の養殖が始まってしまったようでがっくり。

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この溜池でやるのは・・(´Д⊂
ヌカボタデもミズニラも全滅してしまったかと思ったのですが、岸に近い浅瀬で
なんとかミズニラは生き残っていました。よかった・・。

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モク取り2011 その7

昨日、久しぶりに都内の熱帯魚店二店に行ってきたのですが、
水草関連は本当に終わっているのを肌で感じてしまいました。
もともと水草に強かったお店なんですが・・。

まあ、水草水槽って面倒くさいですから。
ちょっとメンテナンスを怠るとコケだらけになりますし、リセットは大変ですし
水草は思ったように育たないですしイライラすることだらけなんですよね。
そんなに大勢の人が続けられるような趣味ではなかったのかもしれないですが・・。
でも今の状況はやっぱり寂しいものがあります。

と、そんなアクアリウム業界の話は置いておいて、、


モク取り2011 滋賀県編 いきます!

ポイント一箇所目
今回は集合場所がとある駅だったのですが、その駅近辺の水田が湧水を引き込んでいて
いい感じの水田だったので集合時間になるまで観察をしていました。

フタバムグラ

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水田に生えているフタバムグラは初めて見たかもしれません。
それにしてもこの植物はいつ撮っても上手く撮れません。
花が小さくてピントを合わせにくいですし、花に寄り過ぎると全体の草姿がよく分からなく
なりますし、図鑑的な撮り方が本当に難しいですね。

フタバムグラも水中育成に成功したことがなく、苦手な草なんですが、
今回は水槽で水中育成に挑戦中です。


ミズタビラコ

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ワスレナグサのようなキュウリグサのような植物が水田脇の水路に生えていました。
名前が分からなかったのですが、ミズタビラコとのこと。
水中育成できるかも?と思ったのですが、ワスレナグサとは属が違うのですね。
いちおう採取してきたのですが、水槽には植えるところが無さすぎて睡蓮鉢のほうへ。


ミズタガラシ

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よくあるようでないような、自生環境がいまいちよく分からない植物です。
滋賀では湧水が流れ込んでいるところによくありますね。北方系の植物なんでしょうか?

水田の脇の水路で繁茂するミズタガラシ

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赤くなっていてきれいです。


滋賀ではどこにでもあるミズワラビ

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こちらも長期育成を目指して現在、水槽で育成中です。
この植物は底床に植えるより浮草的な扱いのほうがいいと思います。

モク取り2011 その6

兵庫県編 ポイント5箇所目続き

今回見たかった水草のうちの一つ、マルバオモダカ
ここでは浮葉状態から葉を立ち上げている状態まで見ることができました。

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しかしこのマルバオモダカ、自生地がかなり減少しているそうです。
あまり水深がありすぎても生育できなさそうですよね。そういう性質が関係しているのでしょうか?


マルバオモダカの花 
花色が完全に白飛びしてます。白い花は撮るのが難しい(´Д⊂

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マルバオモダカの実

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実の形状が変わっています。
なんだか粒々していますね。ブドウの房状というか・・。


ポイント6箇所目は公園です。ハスがメインで植えられています。
ここにはアサザ、イヌタヌキモ?、ヤナギヌカボ、ヒシの仲間がありました。

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稀少タデのヤナギヌカボ

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サイコクヌカボに比べると葉幅が狭く、かなり細い印象を受けます。
葉の裏にある腺点というものを確認しようと思っていますが、、自分に分かるでしょうか?

7月頃から水槽内でヤナギヌカボを育てていますが、どうやら花芽がっつり系のタデのようです。
サイコクヌカボの水中葉とも微妙に違うようですし、水槽内で周年栽培できたら面白いのですが
どうも厳しい予感がします。

この公園の後に何箇所か回ったのですが、残念ながら耕起されていたりして
目的の植物を見ることはできませんでした。

ということで兵庫県編はこれで終了です。画像はかなり撮ったと思っていたのですが、
けっこう撮っていないものもありました。横着せずにちゃんと撮らないとダメですね。