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水韮

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このブログ初登場のミズニラ(ミズニラモドキ?)です。
アクアリウムプランツとしては一般にも知名度が高いと思われますが、
自分はあまりちゃんと育てたことがありませんでした。

この画像の個体は鯉の養殖が始まってしまった滋賀県の溜池の個体で、
去年採取したときは水深の浅いところに細々と生き残っているだけでした。
その場所では以前はかなり多くの個体数が生育していたのですが、、
(本当に足の踏み場もないぐらいの自生密度でした)
そんなわけでこの自生地のミズニラは絶滅してしまう可能性があるので
できるだけ大切にしたいと思います。

ミズニラにはいろいろ種類があって日本水草図鑑などによると、
ミズニラ・・主に本州に分布 大胞子の模様が網目模様で規則正しく配列している 小胞子は平滑
シナミズニラ・・中国、四国、九州地方に分布 大胞子表面の模様がミズニラと違い不規則、小胞子に針状突起がある
ヒメミズニラ・・北方系で北海道や東北、長野などの貧栄養の湖沼に分布 陸生状態では見られない
ミズニラモドキ・・大胞子の模様は網目模様で小胞子に針状突起がある

とのことなので、この画像の個体はミズニラかミズニラモドキかと思われます。
もちろん胞子を観察していないのでどちらかは分かりません。

水槽内での育成は容易だと思うのですが、水槽の水草としては地味な存在なので
つい扱いが雑になってしまい、いつの間にか消滅していることが多いです。(自分の環境では、、^^;)
特殊な形状のシダ植物で、水草としてはけっこうおもしろいと思うので、
今後は水槽内でも増やせるぐらいまでしっかり育成したいと思います。

葎と面高

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前回のタチモに続き、9月末に採取してきた水草の現在の様子です。
ホソバノヨツバムグラは自分の中では完全に水草という認識なんですが、あまり育てている人はいませんね。
というかかなり個性的な有茎草なので育てたら面白いと思うのですが。
ただ水槽で長期に渡って栽培できたことがないので室内水槽でずっと、というのは難しいかもですが。

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マルバオモダカも水槽では難しいのですが、今のところ
画像のように水槽に植えた個体は浮葉を伸ばしてきています。
浮葉のみでいいので、水槽環境に定着してくれたらなあと思います。

それはそうと屋外睡蓮鉢に発生していたマルバオモダカの浮葉だと思っていた
ものはトチカガミだということが判明しました。(つд・)
良く考えればマルバオモダカがアマゾンフロッグビットのような形態になるのはおかしいですよね。
どうしてこういう勘違いが発生するのか、、(´_ゝ`)
最近こういうミスが多いので気を付けよう・・。

それと現在ドジョウツナギだと思って育てている植物もドジョウツナギではない気がします。
9月末にドジョウツナギ(抽水状態の株)も採取してきたのですが、けっこう形態が違う気がしますし、
その抽水状態のドジョウツナギを水槽に沈めても水中葉に移行しないので。
この謎な植物は来年暖かくなったら屋外に植えて開花できるまで育ててみたいと思います。

立藻

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画像は9月末に兵庫で採取してきたタチモです。
水槽に投入してから10日ほどで、このようなきれいな水中葉を伸ばしてきています。
下茎の葉はまだ水上葉なのが分かるかと思います。

タチモは何年か前に、採取した個体を育成していたのですが、
育成が容易なのもあり扱いが雑になってしまってロストしていました。
なので今回はもう一度水槽で育てたくなり、採取してきました。
日本産ミリオフィラムの中でも葉が糸状になり最もきれいな種類だと思います。
ただし、その分存在感はあまりないのですが。
まだ他の植物が水槽(水中)環境に適応できずに動きがない中で
屈託なく水中葉を出してきてくれるのはうれしいですね。


9月末のモク取りで同時に採取してきた水草は他にもいろいろあるのですが、
大部分は以前育てたことがある植物です。
水槽での維持が難しくて何回も枯らしている水草ばかりなので、
今回もまた少しフィールドから頂いてきました。種類はシソクサ、ミズネコノオ、
マルバノサワトウガラシ、などです。このあたりの有茎草を何年も維持するのが
目標なのですが、なかなか難しいですね。

今回採取してきた水草の中でも気になる種類が一つあるのですが、
滋賀の湿原で採取してきた水生イネ科の植物です。
種類はムツオレグサかも?とのことなんですが、よく分かりません。
でも今のところ水槽環境で行けそうな雰囲気です。

スブタ

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9月末に関西でのモク取りを決行・参加してきました。
同行していただいた方、お疲れさまでした&ありがとうございました。
今回は台風直撃ということで、いろいろ気を揉んだのですが事故やケガなどもなく
無事に終わることができてよかったです。
関西モク取りの模様はまた後日ブログでまとめたいと思います。


画像は2005年に兵庫の水田で採取してきたスブタです。
この水草も今までちゃんとした画像を出していなかったので、載せてみます。
というか、この個体を採取してきてからもう7年にもなるんですね・・。最初採取してきて水槽に植えたときは
ヤナギスブタのように半年ぐらいで生長しなくなって枯れてしまうかと思っていたのですが、栄枯盛衰を
繰り返しながらしっかりと水槽環境に適応しています。

スブタは自然度の高い溜池や水田に出現する水草で、
この個体はミズオオバコやナヤス類とともに水田に自生していました。
今年のモク取り兵庫行でも溜池に自生している美しいスブタの群落を見ることができました。

水槽内での挙動はマルミスブタとほぼ同じで、枯れない、よく増えるとアクアリウムプランツとして
とても優秀です。自分が7年維持しているということでその難易度も推して知るべしかと。(´∀`)
半透明の長い葉が水槽内でもとてもきれいな水草です。
日本にもこのような美しい水草があるというのは素晴らしいことですね。


8月に黒髭苔殲滅作戦を行った第二水槽ですが、現在黒髭苔の再発は全く見られません。
一時は大発生してどうなることかと思っていたのですが、なんとかコケゼロの環境にすることができました。
今までの経験から、黒髭苔は魚の餌をやると発生する確率が確実に上がる気がします。
黒髭苔に悩んでいる水草水槽キーパーの方は一度魚のいない水槽を作ってみてはいかがでしょう?

センニンモ

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画像は去年滋賀県で採取してきたセンニンモです。
モク取り2011その10で紹介したセンニンモの画像の個体を水槽で育成したもの。
最近になってようやく写真に撮れそうな形状の良い株になってきたので撮影してみました。

センニンモはヒルムシロ科の中でも育成が難しいほうというか、
水槽内でガンガン増えるタイプではないので、なかなか水槽内画像を撮る機会がありません。
生長も遅いですし、全長もあまり長くなりません。
水面に到達するまえに頂芽の成長が止まってしまい、その後
頂芽が枯れてしまうパターンが多いです。
地下茎から脇芽はけっこうたくさん出るのですが、その脇芽も
あまり伸長しないことが多いので見栄えのしない水草ではあります。
水槽内でもっとモサモサした群落状にできれば綺麗なんですが。


去年採取してきた滋賀県産のミズニラですが、
一時はまったく姿が見えなくなってしまい、完全に枯らしたと思っていたのですが、
最近になって新芽が出てきました。地下の塊茎が残っていて復活できたようです。
このミズニラは例の鯉が放流されてしまった溜池のミズニラなので大切にしたいですね。