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マルバノサワトウガラシ

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8月の関西行で採取してきた水草達(と書くと水槽の中から湿地性の植物で水草じゃないよ!という声が聞こえてきそうな気もしますが)も徐々に水槽化しつつあるので、頑張って写真を撮ってブログにアップしていきたいと思います。

まずはこのマルバノサワトウガラシですが、水田植物、一年草ということで水槽での長期栽培が難しいです。スズメノハコベなども似たような挙動なのですが、一年のうちで必ず調子がガクッと落ちる時期があります。そこを乗り切らないとそのまま枯れてしまいます。まあ前回水槽化しようとした時はそこまで行かず、水槽化自体に失敗してしまったのですが・・。でも今年はここまで生長させることができました。とりあえずここまでは成功・・かな?

しかしいつ調子が落ちて枯れ始めるか分からないので、画像だけは押さえておこうと思い、久しぶりに三脚を出して撮影してみました。

同じ属のサワトウガラシは溜池などで大繁茂していることがありますが、このマルバノサワトウガラシは溜池では見たことがないです。自分が知っている自生地は一つだけでキクモなども生えている特に変哲の無い水田です。生え方も大群生ではなくポツポツと稲の隙間に生えている感じで、どことなくひっそりと生きているといった印象のする植物です。

ツルノゲイトウ

ミズネコノオの水田に一緒に生えていたツルノゲイトウです。

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花柄に柄がないのでナガエツルノゲイトウではないです。

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せっかくなので採取してきて水槽に植えてみました。今のところあまり変化は見られません。レッドグラスが水中ではあまり育たないのでこのツルノゲイトウも完全な水中では育たないと思います。
このツルノゲイトウですが、ナガエツルノゲイトウではないとはいえ、同じような環境で育つと思われるので逸出には要注意ですね。

劇的ビフォーアフター

先月の関西行では以前教えて頂いたミズネコノオの自生地に行ってきたのですが、今年もしっかり自生が見られてよかったです。この場所はシソクサやミズタガラシもあってなかなか自生が見られない植物の宝庫です。しかしここにはツルノゲイトウが帰化していてそれが残念。ツルノゲイトウの学名はAlternanthera sessilisで熱帯魚屋でよく売っているレッドグラスと同じ学名になっています。このツルノゲイトウの葉が赤くなったものがレッドグラス?う~ん、よく分かりません。

ミズネコノオはミズトラノオと違い水田の植物のようですが、その他の環境でも見られるのでしょうか?溜池巡りをしているとミズトラノオはよく見かけるのですが、なかなかこのミズネコノオには出会えません。

このミズネコノオですが、水槽で育てるととても華のある美しい水草になります。↓の画像は先月の23日に撮った画像です。

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↓こちらが今水槽で育っているミズネコノオの画像。(この水槽の個体は採取した時期は一昨年ですが、採取した場所は上の画像と全く同じ場所です。)

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田んぼに生えている水上葉からはちょっと想像つかない変わりぶりですよね。日本産の水草の中でもレイアウトにも使えて尚且つきれいと三拍子揃った水草です。


下の画像は、ある溜池にミゾカクシなどと一緒に自生していた植物。花も咲いていなかったし、名前がまったく分からなかったのですが水中に生えていたので水槽でもいけるかと思い、採取してみました。

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家に持って帰ってきたら頂芽が溶けてなくなっていたので水中育成は無理かなと思っていたのですが、水槽に植えてしばらくしたらこのように茎節から頂芽が出てきました。この植物の自生の写真を撮ってくればよかったのですが、まったく抑えてませんでした。^^;
今回の関西行はこういうことが多かったですね。写真撮るのを面倒くさがってはいけません。

関西行 2008

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久しぶりの更新です。一ヶ月以上間が空いてしまいました。しかし最近いきなり涼しくなりましたね。8月でこの気温は何か不思議な感じ。台風もまだ一つも来ていないのでは?

そして今年の夏も関西にてフィールド探索してきました。
今回は二日間だけ行きました。北湖のほうも行きたかったですが気力が涌いて来ず。
ノタヌキモ、イヌタヌキモ?、キクモなどは最近ずっと水槽化に失敗しているので、今度はちゃんと水槽化させたいと思い、フィールドでは割とよく見かける水草ですが採取してきて水槽に入れてみました。やはり自分で採ってきた水草を自分の手でアクアリウム用の水草として馴化させるのはロマンがあるというか、とてもおもしろいと思うのですがどうでしょう?
アンブリアもオランダプラントもインディアンクラッスラもポリゴナムspピンクもブリクサ・ロングリーフも全部日本に自生しているのですからお店に買いに行く必要がないのですよー

今回、シソクサとマルバノサワトウガラシも採取できました。うまく水槽化できるといいですが、今まで何回も枯らしているのでちょっと不安。それにしてもシソクサは本当にいい香りです。野菜として利用されていてもいいぐらいなのに日本ではほとんど利用されていませんね。


とある溜池ではこんなこともありました。(細長い虫とかが嫌いな方は閲覧注意かも)











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カマキリから出てきたハリガネムシ。噂には聞いていたけど初めて見ました。^^; どうやらこのカマキリを水辺に誘導したっぽいです。恐ろしい生き物です。

今日のタデ

屋外で育てているサデクサとナガバノウナギツカミの写真を撮ってみました。現在こんな感じになっています。

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アオヒメタデとヌカボタデはまったく芽が出てこなかったのに、この二種は普通に芽が出てここまでになりました。元の種子数を考えると発芽率も悪くないです。

こちらがサデクサ

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こちらがナガバノウナギツカミ

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ナガバノウナギツカミはやはりヤノネグサに少し似ていますね。花のない時期に見分けるのはけっこう難しいかも。(と、書いた後で気付きましたが、ナガバノウナギツカミには茎に刺があるからすぐ分かりますね^^;)
ナガバノウナギツカミの水槽化は前回悲惨なことになったので、どうしようか考え中。また溶けたらと思うとどうも、二の足を踏んでしまうのですが・・