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ハリイ?

ヤゴたん・・あれほど言ったのに・・。

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前回の日記で書いたエンドラーズですが、フィードオンさんで購入しました。めだか館パート1さんの系統とのこと。地下室(本当にあるみたい)には店頭には出ていない系統を維持しておられるそうです。これからの展開が楽しみですね。

去年、関西のとある湿地でヒツジグサを採集して、プランター(というかバケツ)に植えて育てていたのですが、そのバケツからマツバイのような葉のエレオカリスと思われる植物が芽生えてきました。11月頃に、水槽でも育てられるかもと思いその植物を引っこ抜いて水槽内に植えたのですが、生長はかなり遅いのですが水槽でもマツバイのような針状の葉を伸ばしてきています。マツバイと違うのは葉の長さが60cm水槽の水面にまで届くところ。この特徴からはハリイっぽいのですが、だいぶ以前s.a.mさんに頂いたハリイはここまで葉が長く伸びませんでしたし、あまり生長せずに枯れてしまったんですよね。

サンフランシスコ・グラミネアが順調に育っています。最近ついに浮葉が出てきました。日本産のイネ科にもこういう感じで水槽内で育成できる水草があれば面白いんですけどねー。やはりここまで水中に適応したイネ科は熱帯にしかないのでしょうか?

イトトンボのヤゴ

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久しぶりの週中更新。画像はインディアン・ドリマリアの茎に止まっていたイトトンボのヤゴ。このヤゴですが、やはりどこかのお店から買ってきた水草に付いてきたのでしょうか?去年採集してきた水草に付いていた卵から孵ったにしては時間が経ちすぎているような気がするので。でも今羽化しても・・寒いよ?

去年枯らした水草
ミズオオバコ、ヤナギスブタ、ゴマノハグサ科の一種、ドパトゥリウムの一種(ベトナムアブノメ)、ヒルムシロ、ヤナギタデ、イヌタヌキモ・・・シソクサはつい先日枯れました。うーん、まだ他にもあったような気が・・。こんな感じで日々たくさん枯らしてます。育成、全然上手でもなんでもないので、そこのところよろしくお願いします。

以前買ってきた水草に紛れ込んでいた、なんかの稚魚を見ていたらついに耐え切れなくなり、エンドラーズを買ってきてしまいました。と言ってもそんなに値段の高い種類ではなく、おそらくグッピーの血が入っているもの、とのこと。本当は純系のエンドラーズが良かったのですが高そうですし、あまり売っていないのでしょうか?まあ純系ではなくても綺麗だからいいです。
買うときに、どれでも好きなものを掬っていいよ、と言われ網を渡されたのですが、水草レイアウト水槽に入れられていたので掬うのが非常に大変でした。最初は一番いいのを掬うぜ!と意気込んでいたのですが、あまりのすばしっこさにげんなり。綺麗な色のやつに限って動きが素早いのです。
でもまあ、何とかそこそこいいのを掬えたので良かったですがー
というわけで今はなんかの稚魚とエンドラーズのペアの三匹が家の水槽で泳いでいます。

地域差

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画像はシロバナサクラタデ
左の個体が兵庫で採集してきたもので、枯れたと思っていた株から水中葉の新芽が出てきてここまで生長しました。右の個体が利助さんに頂いた茨城県産のもの。
ぱっと見で分かると思うのですが、左の兵庫県産のほうが茎が細くて葉もずいぶん細長いです。右の茨城県産は全体にずんぐりしています。
あと、現在水槽で育てているヒロハノエビモ(これも利助さんに頂いたもの)も、葉が細長くて以前育てていたヒロハノエビモとは雰囲気が違います。こうして比較してみると同じ種でも地域差というのは少なくないものなんでしょうね。

ミナミヌマエビが順調に殖えています。現在水槽内にはコケはほとんど出ていませんが、ミナミヌマエビのおかげかどうかはよく分かりません。シソクサの新芽が微妙に食害されているような気がするのですが・・。
コケ取りとしてのエビを語るときに外せないのはヤマトヌマエビですが、ヤマトもコケ取り能力は高いです。よく、あまりコケを食べないとか、魚を襲うとかいう話もありますが自分の経験上そんなことはないと思います。ミナミを飼う前は、ほとんど常時ヤマトを飼っていましたが、魚が襲われたのを見たことはありませんし、同居させている魚が次々に消えていくなんてこともなかったです。ただ弱った魚が襲われることはあるかもしれません。エビの個体差や水槽の環境によって変わってくると思うので一概には言えないところですけど。
コケ取り能力については高いと書きましたが、エビの場合効果のあるコケの種類というのがある程度決まっていてリスノシッポのような、葉がとても細かい水草の頂芽などに付く糸状のコケに対して効果があります。こういうコケは人間の手ではとても取りにくいですし、取りきれないのでエビの力を借りてしまおうというわけです。
藍藻がべったり覆った水槽やアオミドロが髪の毛のように生長しきった水槽にヤマトを入れてもあまり効果はありません。
自分の場合、以前は水槽を何本も持っていたので、コケのひどくなった水槽にヤマトを投入して、ある程度駆除してくれたらそのヤマト達を別のコケの生えた水槽に投入する、といった感じでローテーションさせていました。また、ある程度コケを食べつくすと今度は水草の食害が始まるので、それを防止するためにも他の水槽に移すというのは必要でした。
水草の食害ですが、水草だったら何でも食べるというわけではなくて前出のリスノシッポのような葉が細かい種類が食害されます。これは自然下では柔らかいフサフサとしたコケのようなものを食べている食性によるものでしょう。(ホシクサもよく食害されるという話も聞きますが)
しかしながらヤマトヌマエビは水槽内では殖えないので、コケ取り要員として導入する場合どうしても消費的になってしまいます。
そんなわけで私の場合、最近はミナミヌマエビをコケ取り要員として飼っています。水槽内で稚エビが殖えて楽しいですし、コケ取り能力も数がまとまれば期待できるのではないでしょうか。

植物分類

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従来、植物の分類はエングラーやクロンキストの分類体系が主でしたが、最近は遺伝子から分類したAPG植物分類体系という新しい分類体系が出来つつあるようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/APG%E6%A4%8D%E7%89%A9%E5%88%86%E9%A1%9E%E4%BD%93%E7%B3%BB

特にゴマノハグサ科は従来の分類から変更されたものが多いです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%9E%E3%83%8E%E3%83%8F%E3%82%B0%E3%82%B5%E7%A7%91
水草を多く含む属を見てみると、Bacopa ウキアゼナ属、Dopatrium アブノメ属、Limnophila シソクサ属、Lindernia アゼナ属などが全てオオバコ科に移されています。またアワゴケ科、スギナモ科もオオバコ科に入るようです。
他にもMazus サギゴケ属とMimulus ミゾホオズキ属がハエドクソウ科に移されています。

他に水草関係の科を見ていくと・・、スイレンやマツモは双子葉植物でもなく、最も原始的な被子植物のカテゴリに入っています。スイレン科に近縁とされていたハス科がヤマモガシ目になっていて、スズカケノキ(プラタナス)などの近縁に分類されています。あと、ヒシ科がミソハギ科に入っていますね。
ということで今後は図鑑の表記なども徐々に変わっていくのでしょうか?キクモがオオバコ科と言われてもピンとこないですが~。


エーハイムのフィルターから異音がして水の排出量が落ちていたので、設置してから初めてフタを開けてみたのですがフィルターの中で何匹かミナミヌマエビが育ってました。よく生きてたなー。
最近水草などを買っているせいか、水槽内にリシアやアオウキクサなどが侵入してます。あと、なぜかイトトンボのヤゴもいます。

画像は最近のエムヌカボ。

追悼本・グッピーの軌跡

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今日はIFCさんにお願いしていた、筒井良樹氏の追悼本・グッピーの軌跡が入ったというので取りに行ってきました。内容としてはアクアライフで連載されていた時の文章が再録されています。これでアクアライフのバックナンバーを引っ張りださなくてもいいのがうれしいですね。たまに脱線したときに安倍晴明の話とか荒川静香の話やネコの話なんかをされていてそれがまた面白くて。アクアリウム業界の方の中ではこの人の文章が一番好きでした。

最近購入した水草・フィードオンさん
サンフランシスコ・グラミネア
バコパ.spギニア
斑入りドリマリア
パンタナル・シャジクモ
バリ島産ナヤス
ローライマ・ブラックナヤス

最近購入した水草・IFCさん
アラグアイア・バコパ
インディアン・ドリマリア
ブリクサ.spベトナム
ハイグロ.spベトナム(ブロードリーフ・ポリスペルマ)
アラグアイア・レッドリーフハイグロ

上記の購入履歴を見て、あれこの人日本産だけじゃなかったの?と思った方がいるかもしれませんが・・!実は有茎草は特に好きで面白そうなのがあったら産地を問わずに行っちゃいます。
この中でのオススメはサンフランシスコ・グラミネア、バコパ.spギニア、インディアン・ドリマリアなどかな。インディアン・ドリマリアはちょっと難しそうなんですが、丸い葉がかわいいです。最近のアクア業界も水草は昔ほどの熱がなくなってしまいましたが、また水草やりたいな~と思っている方は水草業界の発展のためにも、ぜひ上記のような水草に力を入れているお店で購入されてみてはいかがでしょうか。

画像はバコパ.spギニアなんですけれども。
最初見たときはリムノフィラ?と思ったんですが、よく見るとリムノフィラとは微妙に違うような。まあバコパもミリオフィロイデスのような形態のものもありますし、やはりバコパなんでしょうか?でもこの水草ってアクアライフの新着で取り上げられてましたっけ?見た記憶がないのですが。