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コビトヒメビシ

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画像は今週のHC入荷水生植物。
アクアリウムではルドウィジア・セドイデスとかコビトヒメビシという名前で流通していますが、ウォーターマットというよく分からない名前が付いています。その他にビオトープコーナーに入荷していた植物は、ハッピーウォータークローバー(外国産のデンジソウ)、ウォータバコパ(水上葉で普通の草花鉢のような作り方)、ウォーターコイン(ウォーターマッシュルーム)、千島姫イグサ(イグサと名前が付いていますが、花の形状はヒメホタルイ?)、アンペライなどがありました。

自宅のプランタービオのアオミドロがひどくてどうしようもない感じになってきていたので、ここのHCで売っていたホテイアオイとアマゾンフロッグビットを購入して投入してみました。ホテイアオイなんかを買うのは正直気が引けるのですが・・。それにしてもプランタービオのアオミドロですが、発生量が多くてげんなりしています。赤玉土の単用がよくないのでしょうか?

チャームさんで購入したプラ睡蓮鉢にはIFCさんで購入したオニバス、タイガーロータス・グリーン、ニムファ・ミクランサなどを植えています。コビトヒメビシもこの睡蓮鉢に植えました。この睡蓮鉢には水槽のほうで増えすぎた水草もどんどん投入しています。タイガーロータスやミクランサの花が咲いてくれるとうれしいのですが、まだ浮葉すら出ていないので花を見るのはしばらくは無理そうです。

ラヌンクルス

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今年は梅雨入りが遅かったですし、空梅雨ぎみなので水不足が心配ですね。あまり異常気象だと水草の生育に影響が出るかもしれないので例年並になってほしいものです。

画像はホームセンターに入荷していたラヌンクルス・パピュレントゥス。もともとアクアリウムのほうでしか出回ってなかったと思うのですが、もうすでにHC園芸ルートにまで乗りはじめたようでびっくりです。しかしアクアリウムで出回っていた水草が園芸ルートにほうに出回るといろいろ心配になりますね。アクアリストではない一般人の人達のほうが帰化に対する危機感が薄そうですし。

しかもこのラヌンクルスの紹介文に「自然環境復元植物・水質浄化に役立ちます」というキャッチコピーが付いているんですね。・・もういい加減こういうキャッチコピーを付けるのはやめてほしいなあ・・。水質の浄化に役立つのだから、近所の池に植えてこよう、なんて誤解する人が出そうで怖いです。
それにわざわざ外国産のラヌンクルスを導入しなくても、日本にはウマノアシガタやタガラシといった日本産のラヌンクルスがあるのですよ。特にタガラシは水中適応力が高そうなので、今度フィールドで見かけたら採集してみようと思っています。

ちなみにこのラヌンクルスを売っていたHCには、他にはアマゾンフロッグビットとハイグロリザなどがありました。この二種は熱帯産なので日本に帰化する可能性は低いとは思いますが、HCのほうももう少し帰化に対する注意を呼びかけて欲しいです。熱帯魚店などでは特定外来生物法の絡みで、意図的な放流をしないように呼びかけるお店が増えてきてますよね。


復刊された日本水生植物図鑑が届きました。正直値段が二万近くするのは痛いのですが、この機会を逃すとまた手に入りにくくなるかもしれないので・・。掲載種数は思ったより少なかったのがちょっと残念。

モクヌカボ

前回書いた60cm水槽の水漏れなのですが、よくよく調べてみると水漏れはしていませんでした。(^^;) 一体どういうことなのかというと、蛍光灯をリフトアップさせているのですが、そのリフトアップさせる器具の金具の部分が錆びていて、その錆びの部分から毛細管現象?のような感じで水槽外に水が伝ってきているだけでした。
水漏れにしてはどうも漏れてくる水の量が少ないし、おかしいなとは思っていたんですが、まさかこんなオチとは思いませんで・・。というわけでキューブガーデンの水漏れは濡れ衣でした。ADAさんゴメンナサイ。

で、水草の移植はせずに済んだわけなんですが、すでに届いているテトラの60cm水槽はどうしたらいいでしょうね。こうなったら60cm水槽二本目をいくのもありか…

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画像は兵庫で採集したヌカボ系タデ。
いい感じに育ってきているのはいいのですが、ポリゴヌムsp.ピンクが生育不良になったような草姿なのがちょっと残念。
屋外のプランターにも種子から出てきたと思われる苗がたくさんあるのですが、そちらのほうは意外にも生育が悪くあまり生長していません。すぐに水面から突き出て水上葉になると思ったのですが、水槽のほうが生育が良いのは意外です。
このタデですが、いつまでもヌカボ系タデでは呼びにくいのでモクヌカボと命名します。(ネーミングセンスが・・終わってるかもしれないけど気にしない)

下の画像は例の草。4本水槽に入れたのですが、新芽が展開してきているのはこの株だけです。あとの株は溶けたり葉が全部落ちて茎だけになったりしています。今後うまく育成できるかどうかまったく分からないので記録の意味も込めて撮影してみました。

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シロバナサクラタデ

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今日はシロバナサクラタデの水草としての良さを書いてみたいと思います。シロバナサクラタデはタデ科の多年草で水田の畦などに生える湿地の植物。野外では二度ほど自生を見たことがありますがどちらも陸上に生えていました。溜池などではホソバノウナギツカミのほうが出現頻度は高いように思います。
このように自生では水中への適応力はあまり感じられないのですが、意外にも水槽育成が容易なタデです。増殖のしかたはタデとしてはちょっと変わっていて、ミズトラノオやキクモと同じように走出枝を伸ばして増殖します。
生長速度も速すぎず、遅すぎずといった感じでレイアウトにも使いやすいと思います。外国産のタデのような派手さはないのですが、中景に群生させると非常に渋い一角を作ってくれるのではないかと。
しかし、水草についての造詣が深い方もあまりこの植物の水草としての良さを知らない方が多いのではないでしょうか。もちろんビオトープの素材としても活躍してくれたりもしますので、日本産の水草としてはかなり使える植物だと思います。

画像は茨城県産のシロバナサクラタデ。兵庫県産のものに比べると節間も短いですし、葉の形状や色味なども品があってなかなかいい感じです。

ところで、現在滋賀県産のミズネコノオを水槽で育てているのですが、以前育成していたミズネコノオは頂芽が水面付近になってくると必ず花芽を出していたのですが、今育成している滋賀県産の個体は水槽内では一度も花芽を付けたことがないんですよね。これは今現在この水槽の水換え頻度をかなり上げているのですが、そのせいなんでしょか?

ギシギシ水中葉

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順調に育っていたエムヌカボですが、今日見たら頂芽の先にまたも花芽が付いていました。このように本当に花芽を付けやすいタデなんですが、そうかといって一気に枯れてしまうわけでもないのがなんとも。なんというか、花を咲かせたくてしょうがない感じが伝わってきます。それに比べるとシロバナサクラタデなどは水槽の中で花芽なんて見たことありません。これはやっぱり多年草か、一年草かの違いが大きいんじゃないかなあ。シロバナサクラタデは水槽内でも地下茎で増えるし、殖え方からしても一年草のタデとは違うんですよね。

画像はギシギシ系の植物の水中葉です。去年の秋頃に撮った画像です。このギシギシが生えていた場所は湧水池だったので、陸上のギシギシが急な増水で水没したものではないと思われます。以前からギシギシ系の植物が水中葉になって育っていることがある、というのは聞いていたんですが実際に見てみるとけっこういい感じ。水槽では難しそうですが、ちゃんとやってみたことがある人っているのかな?

届くのをずーっっと待っていたオオフサモの許可書が先週やっと来ました。申請書を郵送したのが去年の6月頃だったような気がするのでかれこれ一年弱?ちょっと遅すぎだってばよ!まあ以前問い合わせた時に、関東の事務所には全国の申請の三分の二がきていて処理に時間がかかっていると野生生物課の中の人が言っていたのでしょうがないのかな・・。
オオフサモの許可申請についてはまた時間ができた時にでも詳しく書いてみたいと思います。