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フサモとオグラノフサモ

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今までフサモもオグラノフサモもあまり見たことがなかったので、最近自分で自生地を見に行ったり、案内してくれる方にリクエストしたりしていたのですが、この二種の見分けは、何か見れば見るほどよく分からなくなってきてます。
見分け方はもっと容易だと思っていたのですが、やはり殖芽を確認しなければならないようです。日本水草図鑑によるとフサモの殖芽は長さが1.5cm~3cmで殖芽葉は水中葉と同じ形。一方、オグラノフサモの殖芽は長さが2.5cm~8cmで殖芽葉は水中葉よりも幅広で短いものになる、とのこと。
関西でフサモの自生地を案内して頂きまして、その時に見た水上葉はなんとなくオグラノフサモっぽいかな?と思ったのですが、自宅に帰って日本水草図鑑を見てみるとやっぱりフサモかな?と思いました。(水上葉が図鑑に載っているような緑白色ではなかったので) しかしそれを水槽に植えて水中葉が展開してくるとキクモのような明るい緑色で水中葉の色はオグラノフサモっぽいなあ、と思ったわけです。
う~ん、やはり水上葉や水中葉の色味の違いなどでは確実な見分けはできないっぽいのですが、殖芽を確認するまでどちらか分からないというのも気が短い人には酷な話ですね。もっと簡単に見分ける方法はないものでしょうか?

画像は東京産のフサモと思われる個体。(殖芽を確認したわけではないのでこれも確実ではないのですが)水中葉の色味はホザキノフサモと同じような少し濃いめの緑です。フサモだったらもうそろそろ生長が止まり育たなくなるはずですが、さてどうなるでしょう。

そうそう、最近久しぶりに創刊された熱帯魚の雑誌アクアナビですが、チェックされましたでしょうか?この雑誌を出しているのが日本水草図鑑を出している文一総合出版なんですよね。そう聞くとなぜかありがたみが出てくるのが不思議です。