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現地画像

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画像は去年の9月7日の日記で紹介した湿地に生えていたホソバノヨツバムグラです。ヤノネグサとイボクサも画像に写っていますね。ここの湿地には他にもサクラタデ、ハリイ、フラスコモの仲間、ミゾハコベ、ネコノメソウなどがありました。ホシクサなどもあってもいいような環境だったのですがホシクサは見られませんでした。ホシクサの仲間は適度に開けた場所じゃないと生育できないのかもしれません。
ホソバノヨツバムグラですが、この画像のように完全な水中に生えていることもあります。が、もともと小さい植物ですしあまり大群生しているのも見たことがないので、いざ探すとなると見つけにくいかもしれないです。

水中での育成は今のところそれほど難しくなく、このような植物にしては珍しく頂芽を摘んだ後の茎からも水中葉が出てきて一人立ちします。意外に水中適応度は高いようです。ただし下葉が落ちやすく、茎の耐久度があまりないようで、ある程度生長すると茎の途中で黒く変色してきてしまいます。そのような状態になるとたいてい茎の上部から根が出てきているので、カットして植え直します。

ラヌンクルス・パピュレントゥス

前回の日記に書いた電磁弁の故障ですが、電磁弁の差込口から耐圧チューブが抜ける現象は耐圧チューブの劣化が原因のようです。
差込口を新品のものに変えたのですが、帰宅後またもチューブが抜けてしまっていて。結局耐圧チューブの端をカットして切り戻したら抜けなくなりました。耐圧チューブももう10年以上使っているものだからかなり劣化していたみたいです。この際耐圧チューブも全部取り替えたほうがいいかも。

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画像はラヌンクルス・パピュレントゥス。
呼び方はラヌンクルス・パプレントゥスという場合もあるようです。夏からずっと屋外で放置していたのですが、先月やっと付いていたコケや土を整理して水槽内に植えてみました。
もっと生長が遅い水草なのかと思っていたのですが、意外なことに植えてから2、3日で新芽が動き出して、今では水上葉と水中葉がだいぶ入れ替わりました。バイカモと同じ属なのでむしろ水中のほうが適応しているのかもしれません。

それにしても変わった葉の水草ですね。前景に繁茂させたら個性的な水景になりそう。

フサモ属3

殖芽の画像ばかりでは何なので、旧水槽で育っている滋賀県産のフサモの画像を撮ってみました。

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このフサモはいい感じに育つときれいなのですが、割と頂芽が潰れやすく水槽の環境が悪くなると殖芽を作り生長が止まってしまうので、きれいな状態で維持するのが難しいのが残念。もう少し素直に育ってくれたらレイアウト素材として使えるんですけどね。画像の左下に見えている茎の赤いミリオは以前紹介したHC産の外国のミリオと思われるもの。

去年の10月に立ち上げた新水槽のほうはだいぶ環境が良くなってきたようで、発生していた糸状藻もあまり見られなくなりました。ミナミヌマエビがかなり食べて駆除してくれているようです。ミナミのコケ取り能力はヤマトに比べてそれほど遜色がないように思います。ヤマトだと定期的に補充しなければいけないので出費もけっこうかかってしまうのですが、ミナミだと水槽内でどんどん殖えるのでサイフにも環境にも優しい感じでいいのではないでしょうか。コケ取りエビとしてはミナミのほうが断然お薦めです。


この前撮ったホソバノヨツバムグラの画像がいまいちだったので、また撮ってみました。う~ん・・今回もあまりいい画像ではないです。最近あまり時間が取れず写真の質にまでこだわれないのが残念なところです。デジ一は気合いを入れて撮らないとコンデジ以下というのはけっこう本当かも。

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フサモ属2

最近は個人HPがブログやSNSに移行してきているように感じます。アクアリウム系のHPも水草メインのHPは以前のような盛り上がりがなくなっているのではないでしょうか。自分のHPも2008年で6年目になるのですが、本体サイトのほうはさっぱり更新していません。ブログのほうの更新がメインになってしまってますね。
日本の水湿生植物も画像を整理してアップし直したいのですが、時間がなくて・・今年はそういう時間が取れたらいいなあと思っていますが、多分無理そう。^^; ブログのほうはなんとか週一では更新したいと思っていますので引き続きよろしくお願いしますー。


下の画像はエムエム氏に送って頂いた兵庫県産のオグラノフサモ?の殖芽です。
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さらにアップにしてみます。殖芽葉の形状が平たく変形しているのが分かるでしょうか?(あまりいい画像でなくてすいません)
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以前のブログでオグラノフサモとフサモの殖芽を比較した記事があります。参考までに。
http://aqua-volvox.tank.jp/diarypro/archives/45.html

エムエムさんのほうでも同じ場所で採取したフサモに殖芽ができたそうなので、お話を聞いてみると・・そちらでは殖芽葉の形状はオグラノフサモのような平たい形状ではなくフサモのような殖芽葉だそうで。これはやはりオグラノフサモとフサモが混生しているということなのでしょうか?

しかも水草研究会誌85号によるとそのフサモはハリマノフサモの可能性があるようです。ハリマノフサモの殖芽の形状がフサモのほうに近いものなのでしたら、ハリマノフサモが今までフサモとされてきた理由にもなりますし。しかしハリマノフサモの明確な同定ポイントがよく分からないので今の段階では何とも言えないですね。
フサモとハリマノフサモの違いは殖芽だけではなく水上葉などの全体的な雰囲気もかなり違いがあるみたいです。ちなみにハリマノフサモという名前ですが、まだ記載はされていないようなので仮称のようです。
ハリマノフサモとフサモの見分けについて何か情報をお持ちの方がおられましたら教えて下さい。

タデ普通種

水辺でもっともありふれたタデといえば、ミゾソバですね。普段はありふれすぎていてカメラを向けることもあまりないのですが、このときは池のほとり一面に群生していてレンゲ畑のようにきれいだったので何枚か撮ってみました。

10月下旬の関西で
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タデの花は派手なものは少ないですが、このミゾソバの花はタデの中でもきれいで見栄えがするほうでしょう。そして自分ではやってみたことがないのですが、水槽育成は難しいみたいです。ホソバノウナギツカミなどと比べると水が嫌いな感じがしますしね。同じ水辺のタデでも微妙な生息域の違いや生態の違いから水の好き嫌いが生じるようです。


下の画像も10月下旬に関西で撮影したミズトラノオ
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ここのミズトラノオはほんの少しの個体数しかないと思っていたのですが、少し離れた場所を探したらかなりの数の個体群を発見することができました。絶滅を心配していたので安心しました。
花が終わってすっかり花穂が緑色になっています。しかしこの写真をよく見ると5輪生の部分があるような。ミズトラノオは4輪生までのはずなんですが・・。何かのはずみでミズトラノオでも5輪生になったりするのでしょうか?


今日は久しぶりにフィードオンさんに行ってきました。アクアフローラ・オランダが入荷していたのでそれをゲットしてきたり。今日は何だか人が多かったのであまり長居はできませんでした。水草をもっとゆっくり見たかったんですが。

旧水槽では関西で採集したフラスコモの仲間がごっさりと増殖していたので間引きました。このフラスコモは本当にいつの間にか大増殖しています。一方田んぼによく現れるシャジクモはあまり水槽内では増えないですね。実家のプランターに生えていたシャジクモを持ってきて水槽に植えているのですが、あまり生長しないです。