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ヒツジグサ新芽

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前回の日記で書いたヒツジグサの実生苗を撮ってみました。
このヒツジグサは関西のものすごい山奥の誰も来ないような湿原で採取したものなので交雑している可能性はほぼないと思います。自宅でもヒツジグサ以外のスイレンは育てていないですしね。
水槽で育てるのはちょっと難しい気もしますが、せっかく増えたので水槽に10株ほど植えてみました。

画像の右端に見えている単子葉植物はヒツジグサを採取したとき付いてきた土から発芽してきたものです。これは水中で育てられるのは確認済みなのですが、いろいろあって絶やしてしまって。今年になってまた発芽してきてくれたのでよかったよかった。屋外のプランタのほうにも何株か残しておいたので今年は同定できるといいな。湿原の構成種から多分シカクイではないかと思ってるんですが。どうでしょ?

アオヒメタデとヌカボタデも水槽に植えてみました。どちらも水上葉での生育がよくなかったのでうまく育つか微妙です。ヌカボタデは特に気難しい気がしますしね。サデクサも水槽に植えてみましたが今年は無理に挿し直しせず、水上突き抜け育成にしようと思ってます。

イトタヌキモ

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あっという間に今年も後一ヶ月!そして最近水槽のほうにはあまり手を付けられていません。興味が離れているというよりは他にやりたいことがあるせい・・でしょう。しかしさすがに最近水槽を放置しすぎていたので今日は頑張って水換えしてみました。A水槽のほうは底土を入れ替えたせいか調子は悪くないのですが、B水槽はかなり全体の調子が落ちてきています。部分的にでも底土を入れ替えたほうがいいんでしょうが、まあ面倒なのでしばらくはこのままかな。
しかし、しばらく放置していてもコケがほとんど生えてこないのは自分で自分を褒めてあげたい感じです。(*'-')


画像は某池に生えていたイトタヌキモ。このときはF氏のタモが大活躍!でしたね。イトタヌキモもなかなか自生に出会えない水草です。自分は今まで一度も見たことがありませんでした。ちなみに同定して頂いたようで在来のイトタヌキモで間違いないそうです。熱帯魚屋でもイトタヌキモをよく見かけますが、あれはオオバナイトタヌキモなんですかね?水草水槽ではけっこう嫌われることが多いです。まあ、節操なく増えますからね・・。

ヤナギタデ閉鎖花

今日は第一水槽のプチリセットをしました。具体的には水草を全部抜いて、ソイルの中に溜まっている泥をホースで吸い出して、底床の量が前からちょっと少ないと思っていたので、ソイルをドバッと上から入れました。ソイルは普段ならニッソーのアクアプラントサンドを使うのですが、今日行ってきた市ヶ谷フィッシュセンターさんにプラントサンドが置いてなかったので泣く泣くADAのアクアソイル・アフリカーナにしました。どうしても今日リセットしてしまいたかったので。こんなことならチャームさんに頼んでおけば良かった。orz
アクアソイルを使うのはすごく久しぶりです。アクアソイルはどうも粒が潰れやすい印象があってあまり好きではなかったのですが、アフリカーナを使うのは初めてですし今はもっと粒が潰れにくくなっているかも、と思うことにします。

これで第一水槽にホシクサを迎え入れる準備ができました。
自分はどうも増えた水草を捨てるのが苦手で、どんどん同じ種類の水草が増えていってしまうので、これからはこの第一水槽の水草は増えてきたらスパっと捨てるように頑張ろうと思います。そうしないとホシクサに光が当たらずうまく育てられないので。ホシクサは本当に光の量が重要な水草だと思います。


春から育てていたヤナギタデですが、結局今年はあまりうまく育てられませんでした。しかしヤナギタデの面白い特性を発見できました。ヤナギタデが完全な水中で種子を付けたのです。しかも穂状花序ではなく葉腋に種子を付けています。

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閉鎖花で自家受粉したものと思われます。この水中でできた実を採取して観察してみましたが、ちゃんと中身も入っていて発芽力もありそうです。以前ヤナギタデは水中では結実しないみたいなことを書いたと思いますが、、水中でも種子ができるものなんですね。やはり自分で観察or実験をしたこと以外、いい加減なことを言ってはいけません。(´Д`;)ヾ


画像掲示板のほうですが、最近まったく見ていませんでした・・。レス入れさせて頂きましたので、今後とも何か面白い画像がありましたら投稿よろしくお願いします。

状況が良くなりますように(つд`)

時には水草の話をしようか
通いなれた 馴染みのあの店
エキノの花芽が 窓辺に見えてた
有茎草一本で一日
まだ見ぬ水草を むやみに探して
大きな希望を託した
揺れていた時代の 熱い風を感じて
暮れるまで水槽眺めた そうだね


一枚残った画像をご覧よ
ウェーダーの男は 君だね
どこにあるのか 今ではわからない
水草も何種かあるけど
あの日の全てが 空しいものだと
それは誰にも言えない
今でも同じように 見知らぬ草を求めて
探し続けているよね どこかで

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キクモ

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8月の関西行で採取してきた水草のうちの一つ、キクモです。このキクモはマルバノサワトウガラシの水田で採取したものですね。キクモはけっこうどこにでも生えているので、どこで採集したものかを書いておかないと産地をすぐ忘れてしまいます。

フィールドでの採取や観察を始めてすぐの頃は、このキクモを水田で発見しただけでうれしかったものです。まあ長く続けているとキクモは水田などではけっこうどこにでもあるので、発見して感動とかはなくなりました。^^;
でも水槽で育てるといかにも水草という感じの草姿になり明るい緑色でとてもきれいですよね。しかし育成については自分としてはちょっと苦手ですね。手を抜いていると調子が悪くなってそのまま回復せず消滅みたいなパターンが多いです。自生地が多いのでどうしても扱いが雑になってしまうのです。
自生地は水田のほかに溜池でもたまに見かけます。陸上でも水中でもどちらも得意な感じがする水草です。

ちなみに自分は熱帯魚屋で売っているアンブリアはまだ一度も育てたことがありません・・。一度育ててみて形状の違いなどを観察してみたいと思っているのですが、なかなか思い立てず。


ヒメシロアサザが水槽で増えています。欲しい方が居られましたらメールください。