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フサタヌキモ

モク取り2010・滋賀県編で採取した水草、フサタヌキモ

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フサタヌキモは自分が日本産水草を意識して育て始めるようになった頃
どなたかから頂いたものを育てていました。う~ん、、何だか懐かしい。
まあ育てやすくてきれいなタヌキモですね。

しかし、何年か前に自分で採取したものは、水槽に導入するときに枯らしてしまったので
また挑戦ということで採取してきました。
タヌキモ類は水槽への導入時に枯らしてしまうことがけっこうあるので要注意です。

イヌタヌキモも同時期に採取してきて、最近まで調子よく育っていたのですが、
10月中旬ごろから急に殖芽を付けてしまい、成長が止まってしまいました。
ここからの復活は難しそうですが・・復活してくれるといいな。
フサタヌキモのほうは水槽で殖芽を見たことがないので、一度順応してしまえば
イヌタヌキモのような心配はなさそうです。


そろそろ紹介できる水草のネタが切れそうな予感・・。
種類的にはまだあるにはあるのですが、生長がいまいちだったりで。
ネタが切れるのが先か、自分のモチベが切れるのが先か、、さて。

件のホシクサは水槽に浮かべた個体のほうからも全て花芽が上がってきてしまいました。
タッパーに植えたほうも結実までいけるのでしょうか?これから気温も下がってきますし・・

ホソバノヨツバムグラ

モク取り2010・滋賀県編で採取した水草、ホソバノヨツバムグラ

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水草と言い切っていいのか微妙な植物ではありますが、水槽に沈めるとなかなか可愛らしく
個性的な水中葉を展開してくれます。そして葉がスプーンを逆さにしたような形状なので、
酸素の気泡が葉の裏面に溜まって見ごたえがあります。

この画像の個体はサワトウガラシを採取した湿地に生えていたもの。
水槽に沈めてからしばらくは水中でも調子よく育ってくれるのですが、長期維持は難しいですね。
ちょっと他にない形状の有茎草なのでもう少し長期維持が容易ならアクアリウムでも
人気が出そうなものですが。


↓こちらは別の場所に生えていたホソバノヨツバムグラ
やはり湿地や水辺が好きなようで水が近くにある場所にしか生えないようです。

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↓これは2007年にこのブログで紹介した画像

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採取した湿地のほうのホソバノヨツバムグラの画像は撮らなかったので
代わりに過去画像をもう一度載せてみます。
2番目の画像だと水中化しそうな感じはあまりしないのですが、この3番目の画像だと
水が好きな性質が感じられます。

クロモ

モク取り2010・滋賀県編で採取した水草、クロモ

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オオカナダモやコカナダモに押されて減少していると思われるクロモ。
フィールドでも見かけるのは大抵オオカナダモかコカナダモですね。
しかしクロモも繁殖力は旺盛っぽいので、それなりに三種の住み分けはできているのでしょうか?

以前採取した千葉県産のクロモも水槽で維持しているのですが、
このクロモはどうも草姿が好きになれなくて、もう一度琵琶湖産のクロモが
ほしいなと思っていたのでした。

↓こちらが千葉県産のクロモ

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千葉県産のほうが節間が長くて葉が細くてちょっと貧弱そうに見えます。
ランナーで這う性質もこちらのほうが強いみたいです。


先日、種子付きサイコクヌカボを送って頂いたのでサイコクの種子をじっくり観察できました。
種子が1.2~1.5mmなのがヤナギヌカボで、1.5~2.0mmなのがサイコクヌカボなんですね。
両者の見分けがだいぶ分かってきたような気がします・・!
あとはヤナギヌカボの実物をもっと見てみたいですね~。ヤナギのほうは一度も生植物を
見たことがないので。あ、それとマツモムシさんのHPでタデ特集が組まれています。
タデ好きは必見です。(*'-')

サイコクヒメコウホネ

モク取り2010・滋賀県編で採取した水草、サイコクヒメコウホネ

今は西日本型のヒメコウホネはサイコクヒメコウホネという名称になっているようですね。
マツモムシさんに送って頂いた文献を読んで初めて知りました。
サイコクヒメコウホネは、コウホネとオグラコウホネとヒメコウホネ(狭義)の
雑種起源とのこと。そして変異も連続的ということなので、サイコクヒメコウホネ
の中でも地域によってコウホネ寄りの個体とかヒメコウホネ寄りの個体とか
あるのではないでしょうか?

現在水槽で育てているサイコクヒメコウホネ

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最初に採取したときは普通のコウホネだと思っていたのですが、
水槽で育て始めてから水中葉をよく見ると、あまり葉が長くないので
もしかしたらサイコクヒメコウホネなのかと思い、水中葉の幅と長さを
調べてみたら比率がほぼ1対1~1対1.1ぐらいでした。なのでおそらく
サイコクヒメコウホネだと思います。

ここの場所のコウホネは今まで採取したことがなくて、水路のほうの個体は
きれいな水中葉だったので水槽で育ててみたくなり採取してみました。

水路の水中葉の個体はこんな感じ。きれいです。

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一方、この水路の水が流れ込んでいる池のほうの水上葉の個体です。

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こっちの水上葉のほうは普通のコウホネなんでしょうか?
水上葉からすると普通のコウホネのように見えますが、葉の長さなども
測ってないですし、よく分からないですね^^;

この滋賀のサイコクヒメコウホネですが、なかなか大型で兵庫でよく見る
サイコクヒメコウホネと雰囲気が違う気がします。

オオササエビモ

モク取り2010・滋賀県編で採取した水草、オオササエビモ

ヒルムシロ科自体がアクアリウムではマイナーなのであまり知られていないのですが、
大型のヒルムシロでとてもきれいな水草。個人的にもとても好きです。
雰囲気としてはササバモとヒロハノエビモを足して二で割ったような感じでしょうか?

採取場所はこんな感じのところ。
キャンプしている家族連れを尻目に孤独にモク拾い。

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時期は8月末だったのですが、台風が来ていないのが原因なのか
打ち上げ水草が全体的に少なくてがっかり。
それでもオオササエビモ、ヒロハノエビモ、クロモ、ヒロハノセンニンモ
センニンモ、ホザキノフサモを採取できました。
ネジレモとサンネンモも採取したかったのですが、残念ながらこの日は見つからず。

採取したときは復活できるか微妙な感じだったのですが、
第一水槽で養生させたところ、きれいな半透明の水中葉を展開してくれました。

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今日は第二水槽のほうがかなり水草密度が高くなってきていたのでトリミングと整理をしました。
先週、シソクサの頂芽がかなり白っぽくなってきていたので根元におこしを追加。
ほんとにこの水草は気が抜けません。そのまま放置しておくとあっさり枯れます。

イトモの生育は良です。しかし半数ぐらいの株はすでに殖芽を形成しています。
うーん、、全部殖芽になってしまったらイヤだな・・。

ヒツジグサはうれしいことに展開する葉が徐々に大きくなってきています。
このまま定着してくれるといいですね。