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星吊藻

昨日は市川市で開催された車軸藻シンポジウムに行ってきました。事前申し込み不要、参加費無料だったので行きやすかったですし、森嶋先生にもご挨拶できて良かったです。
シャジクモ類はわりと浅い水中に生育するという印象がありましたけど、普通の水草に比べるとより深い水中に分布域がある植物なんですね。シャジクモ類は低光量での光合成量が普通の水草よりも多く、高光量になるにつれて普通の水草の光合成量のほうが多くなり光合成量が逆転するというデータがありましたね。シャジクモの育成には強い光は必要ないということでしょうか。
またシャジクモ類が陸上植物の直接の祖先である可能性も示唆されていてこのあたりのお話も興味深かったです。

ところで。シャジクモを飼うという言い方がなんかいいなと思います。シャジクモは植物なので育てるとか育成、栽培とかが本来の言い方のような気がするのですが、飼育するというとプランクトンのように思えてきてシャジクモに対する印象そのものが変化するように思えます。言葉って不思議ですね。

これはシンポジウムで展示されていたホシツリモ。
ファイル 88-1.jpg

ホシツリモの名前の由来は星型のムカゴを付け、引き抜いたときにそれが星を吊ったように見えることからだそうです。なかなか風流な名前ですね。シンポジウム終了後このホシツリモを頂くことができました。うまく育てられるといいのですがどうなるでしょう。水槽内でうまく育ちましたらまたこのブログで報告したいと思います。