記事一覧

関西行 シロバナ or サクラ

今回の関西行の一日目は地元のほうを一人でふらりと行ってきたのですが、あろうことか地図(この地図にはどんな水草がどの場所に自生しているのかを書き込んであります)を持ってくるのを忘れてしまい、目的地を探して車でうろうろする羽目になってしまいました。しかしある場所を探しているうちにこんな感じの湿地を見つけることができました。怪我の功名というやつでしょうか。

ファイル 61-1.jpg

山際から水が流れてきて道路脇に水が溜まった湿地です。この湿地には一面にタデが自生していたのですが、幼株は水中から芽を出していて水中化していました。このタデですが、最初見たときはシロバナサクラタデと思ったのですが、水中葉の葉幅が広いのでもしかしたらサクラタデかもしれません。どちらにしてもホソバノウナギツカミ、ヤナギタデ以外のタデの完全な水中葉を自然下で見るのは初めてです。

ファイル 61-2.jpg

まだ花が咲いていないのでシロバナサクラタデかサクラタデか分からないですね。この湿地は秋口になって花が咲き揃ったらかなりいい感じの眺めになるのではないかと思います。このタデの水中葉は何本か採取して家の水槽に植えてみました。どんな風に育つか楽しみです。
ここの湿地にはこのタデのほかにもハリイ、フラスコモの仲間、ミゾハコベ、ホソバノヨツバムグラなどが生えていました。ミゾハコベは水田以外の場所で見られるのは珍しいですね。


それにしても今回の関西行はスケジュール的にかなり問題があったのではないかと思う。24日は地元を一人で回ったのですが、3、4時間ぐらい一人で運転しなければいけなかったですし、その次の25日、26日の探索も自分の車で回ったのでずっと運転していなければいけませんでした。しかも朝は自宅から車で1時間半かかる場所で待ち合わせだったので6:00前に出なければいけませんでした。さらに25日、26日の探索では結構日が落ちるぐらいの時間まで見て回っていたので、自宅に戻るのが夜の10時ごろになってしまったり・・。特に26日の夜は採集した水草を仕分けしたり、発送の準備をしたりで夜中の2時~3時ぐらいまでかかってしまいました。次の日の27日から仕事だったので朝早い時間の新幹線でばたばたと帰ってきてそのまま出勤という感じで、けっこう大変でした。
まあ、今回は普段行けないような場所にも行けましたし、以前からのお知り合いの方と初めてご一緒できましたし、写真なども多く撮ることができたので良かったのですが、スケジュールはもう少し余裕を持って取ろうと思った次第です。(^^;