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蓼調べる人も好き好き

ファイル 27-1.jpgファイル 27-2.jpg

最近タデがよく集まってきているので、各タデの特徴を再確認というかもう一度詳しく調べています。タデ好きと言っておきながら、タデの詳しい同定法はいまいちよく分かっていないのですよ…。

前回の日記でエムヌカボはヤナギかサイコクでは?と書きましたが、ヌカボタデの存在を忘れていました。ヤナギかサイコクかを考える前に、ヌカボタデなのかヤナギヌカボなのかを調べなければいけません。
ヌカボタデとヤナギヌカボの同定ポイントですが、ヌカボタデの葉は乾燥させると緑色のままで、ヤナギヌカボは赤褐色になるとのこと。またヤナギヌカボの葉の裏面には腺点があるが、ヌカボタデにはない。(…腺点というのがいまいちよく分からないのですが)

画像は関西の溜池で採集したタデ。このタデを上記の同定ポイントで調べてみるとヌカボタデのような感じです。
※マツモムシさんのご指摘通り画像のタデはおそらくサイコクヌカボかヤナギヌカボではないかと思います。2011.1.19追記

イヌタデ属全般についての同定ですが、茎に下向きの刺があるかないかが、一番最初の同定ポイントになります。そして花の形状も重要で、花が咲いていないと正確な同定はできません。

湿地に出現するタデの中で茎に刺がなく、上の画像のような花穂を付けるものはヤナギタデ、ボントクタデ、ヌカボタデ、ヤナギヌカボなどです。ヤナギタデやボントクタデは特徴が分かりやすいので除外できます。

湿地に出現するタデの中で茎に刺がなく、花穂がイヌタデのような形状だと、イヌタデ、オオイヌタデ、ホソバイヌタデ、ヒメタデなどが当てはまります。旧掲示板に載っている利助さんやs.a.mさんが投稿されたタデの画像を見てください。オオイヌタデはもっと花穂が垂れ下がりますし、茎の節が太くなるので違います。イヌタデももっと葉の幅が広くなるので違うでしょう。ということで画像からはホソバイヌタデかヒメタデかと思われます。(しかしヒメタデの仲間の情報が少なすぎてよくは分かりません…フトボノヌカボタデでは?という話もありましたが、その後確定したのでしょうか?)

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マツモムシ 2011年01月11日(火)03時50分 編集・削除

こんばんは。
画像のものは見た感じサイコクヌカボかヤナギヌカボのように思います。ましてはヌカボタデではないと思います。もし画像ものを西日本で採集したのであれば、ヌカボタデかどうか非常に疑わしいと思います。今のところ自身の見識ではヌカボタデが兵庫県内に産するのかどうか非常に疑わしいと考えています。ヌカボタデは現在兵庫県RDB Cランクとされていますが、私はこれらの標本も種子がほとんど両凸形で、3稜形とならず、色も茶褐色であることからサイコクヌカボの変異の範疇と考えています。
このような点からヌカボタデとカイコクヌカボ、ヤナギヌカボの境界線は引けそうなのですが、サイコクヌカボの葉裏に腺点をまばらに散布するものがあり、サイコクヌカボとヤンギヌカボの区別に神経を使うといったことがあります。
ご参考まで。

藻草 2011年01月19日(水)04時58分 編集・削除

古い記事にコメントありがとうございます。
日付を見ると2006年ということでもう4年以上前になるのですね。
その後ヌカボタデもフィールドで観察することができましたので、今では草体の全体の雰囲気でヌカボタデは見分けられるのではないかと思っています。

それにしてもどうしてこのタデをヌカボタデだと思ったのでしょうね?4年も前のことなので記憶が定かではないのですが、このときはまだヌカボタデを見たことがなく、なおかつサイコクヌカボとヤナギヌカボの形質がほぼ同じものだと考えていたために腺点の有無でヌカボタデと判断したのかもしれません。