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水草力

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画像は、7月、滋賀の休耕田で撮ったヤナギタデ。このヤナギタデが生えていた場所はなかなかいい感じの休耕田で、コケオトギリやフタバムグラなども生えていました。コケオトギリは自然度の高い湿地や湿原にしかないと思っていたのですが、水田にも発生するのですね。
ヤナギタデは水槽では絶対に育たないと思っていたのであまり興味はなかったのですが、ダメもとで何本か持ち帰ってみて水槽に植えてみたら、意外にも綺麗な水中葉を展開してきています。
ヤナギタデは以前にも採取して水槽で育ててみたことがあるのですが、その時は瞬殺してしまったので、少しでも水中葉として育てられたのはちょっとうれしい。
ちなみに同じ時期に頂いたヤノネグサもわりといい感じに育っています。やはり導入する時期によって生長度合いが変わってくるのでしょうか。
しかし自分の予想としては、秋口になれば他のタデと同じように花芽を出してきて生長しなくなるものと思います。こういう湿地植物は結構多くて、幼株を導入した直後は生長が早くて水面を目指してどんどん生長するのですが、水温が下がり花芽ができるととたんに生長しなくなってしまうものが多いです。あと花芽には関係なく、何度も繰り返し摘み下ろしをしていると、やはり生長が止まってしまうこともあるように思います。このような、育成条件が外れていないのに、もうそれ以上生長しなくなってしまう現象は、植物自体が持っていた水草力(水中で生長しようとする力)が失われてしまったために起こるのではないかと思ったりします。


ところで今日は一人で水草探索に行ってきました。しかしやはり一人だとモチベーションが下がりますねぇ…。行く直前まで迷ってたりして。まあ水草が生えている場所まで着いてしまえばそれなりに癒されるんですけど。

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