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ラヌンクルス

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今年は梅雨入りが遅かったですし、空梅雨ぎみなので水不足が心配ですね。あまり異常気象だと水草の生育に影響が出るかもしれないので例年並になってほしいものです。

画像はホームセンターに入荷していたラヌンクルス・パピュレントゥス。もともとアクアリウムのほうでしか出回ってなかったと思うのですが、もうすでにHC園芸ルートにまで乗りはじめたようでびっくりです。しかしアクアリウムで出回っていた水草が園芸ルートにほうに出回るといろいろ心配になりますね。アクアリストではない一般人の人達のほうが帰化に対する危機感が薄そうですし。

しかもこのラヌンクルスの紹介文に「自然環境復元植物・水質浄化に役立ちます」というキャッチコピーが付いているんですね。・・もういい加減こういうキャッチコピーを付けるのはやめてほしいなあ・・。水質の浄化に役立つのだから、近所の池に植えてこよう、なんて誤解する人が出そうで怖いです。
それにわざわざ外国産のラヌンクルスを導入しなくても、日本にはウマノアシガタやタガラシといった日本産のラヌンクルスがあるのですよ。特にタガラシは水中適応力が高そうなので、今度フィールドで見かけたら採集してみようと思っています。

ちなみにこのラヌンクルスを売っていたHCには、他にはアマゾンフロッグビットとハイグロリザなどがありました。この二種は熱帯産なので日本に帰化する可能性は低いとは思いますが、HCのほうももう少し帰化に対する注意を呼びかけて欲しいです。熱帯魚店などでは特定外来生物法の絡みで、意図的な放流をしないように呼びかけるお店が増えてきてますよね。


復刊された日本水生植物図鑑が届きました。正直値段が二万近くするのは痛いのですが、この機会を逃すとまた手に入りにくくなるかもしれないので・・。掲載種数は思ったより少なかったのがちょっと残念。

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