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シロバナサクラタデ

ファイル 49-1.jpg

今日はシロバナサクラタデの水草としての良さを書いてみたいと思います。シロバナサクラタデはタデ科の多年草で水田の畦などに生える湿地の植物。野外では二度ほど自生を見たことがありますがどちらも陸上に生えていました。溜池などではホソバノウナギツカミのほうが出現頻度は高いように思います。
このように自生では水中への適応力はあまり感じられないのですが、意外にも水槽育成が容易なタデです。増殖のしかたはタデとしてはちょっと変わっていて、ミズトラノオやキクモと同じように走出枝を伸ばして増殖します。
生長速度も速すぎず、遅すぎずといった感じでレイアウトにも使いやすいと思います。外国産のタデのような派手さはないのですが、中景に群生させると非常に渋い一角を作ってくれるのではないかと。
しかし、水草についての造詣が深い方もあまりこの植物の水草としての良さを知らない方が多いのではないでしょうか。もちろんビオトープの素材としても活躍してくれたりもしますので、日本産の水草としてはかなり使える植物だと思います。

画像は茨城県産のシロバナサクラタデ。兵庫県産のものに比べると節間も短いですし、葉の形状や色味なども品があってなかなかいい感じです。

ところで、現在滋賀県産のミズネコノオを水槽で育てているのですが、以前育成していたミズネコノオは頂芽が水面付近になってくると必ず花芽を出していたのですが、今育成している滋賀県産の個体は水槽内では一度も花芽を付けたことがないんですよね。これは今現在この水槽の水換え頻度をかなり上げているのですが、そのせいなんでしょか?

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