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タデ近況 11月25日

ファイル 28-1.jpg

最近のタデの近況です。
ヤナギタデはどうやら水草力がなくなったようで、生長が止まり花芽を付けてしまっています。エムヌカボも少し前に花芽を上げてきていたのですが、慌てて花芽だけ切り取ったらまた最近持ち直してきたような気もします。しかし生長がとても遅いタデなので、順調なのかどうなのかさっぱり分かりません。ソンシタデ、シロバナは順調。ホソバノウナギツカミは一本だけ兵庫から持ってきていたのですが、ちょっと逝きそう。
タデのために照明時間を短くしていたわけですが、やはり花芽は上がってきてしまいますね。照明時間も水温も一定なのになぜなんでしょうね?もっと微妙な環境の差を感じるセンサーでもあるのか(例えば底床の温度とか)、それとも体内時計のようなものがあるのでしょうか。

あと、兵庫で採ってきたスブタが意外に頑張ってます。すぐに枯れてしまうかと思っていたのですが(でも花芽は出ている)

画像はニオイタデ。最初はネバリタデという名前のタデかと思ったのですが(茎に毛が生えていてネバネバしているので)ニオイタデというタデみたいです。茎のネバネバにガムのような芳香がある、かなり不思議なタデ。

コメント一覧

利助@日々弱々 2006年11月26日(日)21時55分 編集・削除

お久しぶりです。
>タデのために照明時間を短くしていたわけですが
秋に咲くタデは短日植物なので逆効果のような気がしますが?あるいはシロバナや謎タデは何をどうしても水槽では花芽を形成したことは無かったので短日性が弱いのか中日植物なのかも?
多年草と一年草の違いは間違いなくありますよね。ホソバノウナギツカミを見ていると水槽内では一定期間は良くても寿命が尽きるように・・・

花芽の形成で日長の情報を伝えて花芽細胞形成のスイッチを入れる画期的なフロリゲンという植物ホルモンが今年見つかったらしいですね。
「花咲か爺の袋の中身」とか「不老不死薬への第一歩」とか騒がれてますが、私が生きているうちには関係なさそうです(汗)死滅した肝臓細胞の再生スイッチを入れ、細胞形成を胎児の状態に戻す→細胞がリフレッシュ、スッキリィ~なんて夢のようですが。

エムエム 2006年11月28日(火)18時13分 編集・削除

利助さん、はじめまして。
教養の無い私にご教授ください。
まず、もうちょっと短、中、長日植物の事教えてください。最近のマイテーマで、いまいちよく分かってません。あ、教養が無いのでかみくだいてで・・・(笑)
 

利助 2006年11月28日(火)23時08分 編集・削除

あっども、はじめまして、です。
かいつまんで申し上げますと・・・

短日植物は日長が短くなる、つまり夏至から秋に向い開花・結実する植物で多くの種類がこの範疇です。長日植物は逆に冬至以降、日長が長くなることで開花・結実するアブラナ(菜の花)、ホウレンソウ、小麦など。中日植物は名古屋にある植物・・・じゃなくて、日長に無関係に花芽を形成する植物で、エンドウやトウモロコシなどが代表的です。

ですが、積算温度とか諸々要因がございまして傾向値としてお考えになれば、と。
後半部分ですが、「それはなぜ」ということが長年の謎でした。
植物は光合成を行いますので光受容体は持っており、日照時間を計る体内時計のようなところの情報をフロリゲンという植物ホルモンが運び、花芽細胞をこちょこちょするということが今年分かったようです。

この仕組が完全に解明されれば私の死滅した肝臓細胞も胎児の状態にリセットできるというわけでして。技術化されるのははるか未来でしょうけど。

エムエム 2006年11月29日(水)11時00分 編集・削除

どもです。

という事は、日長に左右されるもの、左右されないもの、それに温度という要素も絡んでくる。ということですかね。
 
花芽を止めるのはフロリゲンをどうにかすれば花芽を出さない、つまり1年草ならば枯れない。って考え方で合ってます?

よろしくです。

利助 URL 2006年11月29日(水)22時16分 編集・削除

あぁなるほど、何となくご質問の意味が分かって来たような(笑)

理屈はそうなのですが、現象面を見ると別な側面もありますね。
同じタデでもシロバナサクラタデ(多年草)は水槽内で長年維持できますが、ホソバノウナギツカミは2年程度で枯れていきますね。イバラモ科やホシクサ科も同じ・・・

これは開花・結実の有無に関係ないので一年草の生理的なものではないでしょうか。実は今このへんをWebの記事にまとめようとしているところなんですが・・・
人間とネズミ、実は生涯の心臓の鼓動の回数は同じだとか、人間の寿命は臓器や脳細胞の分裂回数が止まった時などと言われますが、細胞分裂の限界回数がどこかにプログラミングされているような、いまだ神の領域のようなものがあるのかも知れません。
多年草でも群落のピーピングは出来ますが、意外と数年で無性生殖が止まって実生株に更新されているかも知れません。見かけは同じですからね。そのあたりは縄文杉ではないですが死滅した細胞をディフェンスとして利用できる木本と草本の違いなのかな?

ホシクサは史前帰化種と言われていますが、東南アジアでは多年草なんです。日本で一年草になっても多年草の遺伝子は持っているはずで水槽の加温環境では発現しても良さそうですがダメですね。
そこは推論は固まっていますが掲示板で書ける量ではありませんので、いずれWebサイトで記事に上げます。

藻草 2006年11月30日(木)01時19分 編集・削除

こんばんは。いつの間にか会話が進んでいますね!
タデの花芽の話ですが、照明時間を長めにしていた時は花芽を上げてきてしまったので、では照明時間が短ければどうなのか?というところから照明時間を短めにしていたわけですが、結局どちらも変わらないという・・。まあ、照明時間そのものの長さが短かろうが長かろうが、時間そのものの変化はないわけで、どちらでも変わらないということかもしれないですね。
タデは確かに短日植物ではありますが、水槽内という日照時間の変化のない環境では別の要因が花芽形成に関わっているということではないでしょうか。

エムエム 2006年11月30日(木)20時33分 編集・削除

藻草さんどもです。
利助さんもどもです。
 
私の言葉がたりないので・・・・・。
結局、私の知りたいというのは、どういった要因で花芽が形成されるのか。そしてその要因を取り除けば止められるのかということです。それをコントロールできるとかなり育成種の幅が広がるということになりますから。
ですが、利助氏指摘の通り、花芽を出さずに生理的に枯れていったと思われる種もありました。

光のことを利助氏に解説いただいたのは、光が大きなポイントになるのか?と思っていたからです。
うちで花芽ださずに維持できているのが他所と比較すると違うのは照明時間だったからです。ですが藻草氏のエムヌカボが花芽出したんで・・・・・・・

う~んもっと勉強せねば・・・・。

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