モク取り2010で採取した水草、イトモ
兵庫ではホソバミズヒキモのほうが多い気がしますが、イトモや
ホソバミズヒキモは育成が難しいイメージがあって、野外で見かけても
あまり採取したりしないのですが、今回はもう一度育成と観察をしてみたく
なりましてリクエストさせてもらいました。
オグラコウホネなどがある自然度の高い溜池に山盛り生えているイトモ
イトモの実です。たくさん結実していました。
溜池の浅いところに生えている若い株は緑色できれいです。
イトモとホソバミズヒキモはどちらも以前、採取したときに育成したことが
あるのですが、あまり長期維持ができないまま枯らしてしまったので
けっこう水槽栽培は難しいと思うのですが、どうなんでしょう?
あまりここらへんの地味なヒルムシロをちゃんと育てている人も少ない気がしますが。
採取したイトモは第一水槽と第二水槽に分けて植えたのですが、
第一水槽のほうはあまり生長が良くなく、下茎が枯れてきていて個体数が
だいぶ減ってしまいました。そして微妙に殖芽も形成し始めているような。
しかし第二水槽のほうは調子が良く水面にたなびくまでに生長しています。
第一水槽と第二水槽はそれほど条件が違わないはずなんですが、どうしてこんな
違いが出るのか不思議です。でもやっぱりこういうときにリスクが分散できるので
水槽を複数置いておきたいですね。
第二水槽で育っているイトモ
実物はもっときれいなのですが、こういう細っこい水草は写真に撮るのが難しいです。