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関西行 シロバナ or サクラ

今回の関西行の一日目は地元のほうを一人でふらりと行ってきたのですが、あろうことか地図(この地図にはどんな水草がどの場所に自生しているのかを書き込んであります)を持ってくるのを忘れてしまい、目的地を探して車でうろうろする羽目になってしまいました。しかしある場所を探しているうちにこんな感じの湿地を見つけることができました。怪我の功名というやつでしょうか。

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山際から水が流れてきて道路脇に水が溜まった湿地です。この湿地には一面にタデが自生していたのですが、幼株は水中から芽を出していて水中化していました。このタデですが、最初見たときはシロバナサクラタデと思ったのですが、水中葉の葉幅が広いのでもしかしたらサクラタデかもしれません。どちらにしてもホソバノウナギツカミ、ヤナギタデ以外のタデの完全な水中葉を自然下で見るのは初めてです。

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まだ花が咲いていないのでシロバナサクラタデかサクラタデか分からないですね。この湿地は秋口になって花が咲き揃ったらかなりいい感じの眺めになるのではないかと思います。このタデの水中葉は何本か採取して家の水槽に植えてみました。どんな風に育つか楽しみです。
ここの湿地にはこのタデのほかにもハリイ、フラスコモの仲間、ミゾハコベ、ホソバノヨツバムグラなどが生えていました。ミゾハコベは水田以外の場所で見られるのは珍しいですね。


それにしても今回の関西行はスケジュール的にかなり問題があったのではないかと思う。24日は地元を一人で回ったのですが、3、4時間ぐらい一人で運転しなければいけなかったですし、その次の25日、26日の探索も自分の車で回ったのでずっと運転していなければいけませんでした。しかも朝は自宅から車で1時間半かかる場所で待ち合わせだったので6:00前に出なければいけませんでした。さらに25日、26日の探索では結構日が落ちるぐらいの時間まで見て回っていたので、自宅に戻るのが夜の10時ごろになってしまったり・・。特に26日の夜は採集した水草を仕分けしたり、発送の準備をしたりで夜中の2時~3時ぐらいまでかかってしまいました。次の日の27日から仕事だったので朝早い時間の新幹線でばたばたと帰ってきてそのまま出勤という感じで、けっこう大変でした。
まあ、今回は普段行けないような場所にも行けましたし、以前からのお知り合いの方と初めてご一緒できましたし、写真なども多く撮ることができたので良かったのですが、スケジュールはもう少し余裕を持って取ろうと思った次第です。(^^;

関西行 西国糠穂

今回の関西行ではサイコクヌカボの自生地に行くことができまして、ばっちり写真を撮ることができました。

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図鑑の解説文などでは伝わりにくい特徴としては、葉の両面に毛が生えていて他のタデに比べると手触りが柔らかい感じがします。(ただしこれはヤナギヌカボ、ヌカボタデにも共通の特徴です)

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葉に細かい毛が生えているのが分かるでしょうか?
今回見ることができたサイコクヌカボは去年の10月28日の日記で紹介したタデとほぼ同じ印象です。(現在モクヌカボという仮の名前で育てているタデです)
このサイコクヌカボですが、何株か採取してきたので半分は水槽で、もう半分は屋外プランターで育ててみることにします。

一方エムヌカボは、今回もう一度自生地に行って採取してこようと思っていたのですが、諸事情で行けなかったのが残念。しかし色々な情報から考えるとヌカボタデのような感じがします。

プロフィールの画像を変えてみました。湿地に生えていたカンガレイの葉に止まっていたクモ。クモかわいいよ、クモ。
どなたかこのクモの名前を知っていましたら教えて下さい。

関西行 2007

今年も某県の水田・溜池を見て来ました。今年は諸事情で9月ではなく8月中の行軍でございまして。ナビをしてくれた方もお疲れさまでした!

去年も行った水田ですが、今年もいい感じに茂っていて一安心でした。ここだけは毎年変わらないでいてほしいですね。
その水田に生えていたヤナギスブタですが、茎が微妙に短い個体があって、セトヤナギかなと思ったんですが、、
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どんなものでしょう?この画像の株を引き抜くとヤナギスブタの茎がちょっと寸詰まりになったような感じです。

こちらが同じ水田に生えていたヤナギスブタと一目で分かる個体。
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頂芽が赤くなっていてきれいです。
この水田に生えていたヤナギスブタは全体的に茎が短かったので、上の画像の個体も偶然茎が短い感じに育っただけかもしれませんけど、、セトだったら面白いんですけどね~

ここのブログで何度も書いていますが、去年この水田で採集したスブタは水槽内で枯れることなく育っています。なのでこのヤナギスブタも水槽内でずっと育てるべく、今回はちょっと多めにヤナギスブタを採集してきました。ヤナギスブタには今まで挑戦しては敗れ去ってきたので今回はちょっと期待してます。

しかし年々フィールドに出るのが辛くなってきている気がします。やはり次の日は休みにするべきかな・・。

水槽に採集してきた水草を植えたので水槽からあぶれた水草がいくつかあります。オグラコウホネとミズニラとヒメシロアサザが余っているので欲しい方がおられましたら差し上げます。

パンタナル・シャジクモ

最近どうも水槽内が狭いなと思っていたら、いつの間にやらパンタナル・シャジクモが増殖して他の水草を圧迫していたようです。

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この水草ですがほとんど自己主張がないというか、基本的に透明なので黒いバックスクリーンに同化してしまいます。なのでまったく気が付かないうちに大量に増殖していたりします。ちなみに水田などによく発生しているシャジクモなども、たまに採集して水槽に入れてみたりするのですが、こちらのほうはあまり長期間水槽では栽培できないですね。ある程度育つと生長が止まってしまいます。藻類にも日本産のものは四季を感じるセンサーが備わっていたりするのでしょうか?

シャジクモ類は水中ではまったく存在感のない水草なのですが、陸に上げるとキラキラと光を反射してとてもきれいです。

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水中でもこのような感じに見えてくれたらいいんですけどね・・

ボララスを飼い始めて定期的にエサを投入しているせいか、最近油膜が出てきてしまいました。油膜ですがやはりエサの量と関係があるのですね。

タデ近況 7月14日

先々週は空梅雨気味なので心配、みたいなことを書いたのですが、ここ一週間ほど梅雨らしい天気が続いていますね。今日はこちらでは終日雨でした。台風も来てますし、明日も雨でしょう。

デジ一の内蔵フラッシュをもっと使ってみようと思い、何枚か撮ってみました。下の画像は水槽の右側を撮った画像。
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撮影モードをオートにすると内蔵フラッシュを使っても割りと見れる感じに撮れました。水槽を撮る場合、内蔵フラッシュはほとんど使えないものだと思っていたので盲点でした。
しかしフラッシュを使うと角度によって水槽のガラスに光が反射してしまいますね。上の画像でもフラッシュの反射が左上に出てしまっています。

水槽のタデの状況ですが、エムヌカボは花芽を出しやすいのは相変わらずなのですが、わりといい感じに育っています。このタデですが、もっと花芽が出にくくて素直に育ってくれたらアクアリウムプランツとして人気が出たかもしれないです。下の画像がエムヌカボ
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下の画像はホソバノウナギツカミとシロバナサクラタデです。
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ホソバノウナギツカミは兵庫県産のものですが、以前育てていた滋賀県産のものと微妙に違う気がします。滋賀県産のほうはもっと葉の赤味が強くなったような気がします。単に水槽環境の差なんでしょうか?

モクヌカボも調子が良いです。今のところ花芽はまったく出していないのですが、秋口になったら出してくるかもしれないので油断は禁物です。草姿にもう少し特徴があると良かったのですが、頂芽があまり赤くならないポリゴナムsp.ピンクといった感じ。


アクア系のHPですが、以前の知り合いの方はどなたも更新が滞りがちだったり、それどころか更新がすっぱり止まっていたりするのが残念。アクア系のブログも最近よく巡回しているのですが、やはりクリプトやアピストがメインのブログが多いですね。もっと雑草系メインのブログが出てきてくれたらうれしいのですが。・・ということで兵庫の方に期待。