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タデ近況12月10日

リクエストがあったので、現在水槽で維持しているタデの画像を上げてみます。

アオヒメタデ
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今のところ花芽が付きまくっていて、あまり生長していません。

モクヌカボ
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この画像は旧水槽に植えているモクヌカボです。旧水槽に植えているほうは花芽がまったく出ずいい感じに育っているのですが、新水槽に移植したほうは花芽が付き生長が止まってしまいました。

エムヌカボ
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この時期は必ず花芽が付いてしまい生長が止まります。でも完全に枯れないのが不思議。春になったらもう少しかっこよく育つでしょう。

ソンシさんのタデ(アオヒメタデ?)
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ポリゴヌムsp.ピンクと同じ外見、同じ挙動です。

少し前にIFCさんでベニコウホネとコケシノブsp.カメルーンを買いました。ベニコウホネはどういう種なのかいまいちよく知らなかったのですが、コウホネの変種もしくは園芸種ということでいいのかな?コケシノブsp.カメルーンは水中で行けそうな外見なんですが生長点があまりはっきりせず、ほんとに水中で育つのかな?といった感じ。矮小化しそうな予感・・。

桜蓼と白花桜蓼

11月25日のブログで紹介したサクラタデとシロバナサクラタデ?の水中葉の画像を撮ってみました。

サクラタデの水中葉。
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採取した時期は今年ではなく数年前なのですが、実家のプランターで維持していた株があったので、水上葉を持ってきて水槽に植えたらこのような水中葉になりました。(採取した場所は11月25日のブログで紹介した場所です)

シロバナサクラタデ?の水中葉。
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生長は緩やかですが、着実に水中葉に移行しています。まだ微かに葉の黒い斑点が残っているのが分かるでしょうか?

この個体はシロバナサクラタデ?とクエスチョンマークを付けていましたが、水中葉を見るとシロバナサクラタデで間違いないようです。
サクラタデの水中葉とシロバナサクラタデの水中葉の違いは、
シロバナサクラタデの水中葉のほうが茎と頂芽の赤味が強くて葉の色がダークグリーンです。一方サクラタデのほうはあまり赤味がからず葉の色がライトグリーンで葉にゆるいウェーブが入る感じです。
水槽での挙動は二種とも同じような感じで、季節を問わず花芽を出しませんし、生長速度も緩やかなので水槽向きの植物です。


前回のブログにホソバノヨツバムグラの水中葉の画像をアップしました。このホソバノヨツバムグラですが、どうもピントが合わなくてあまり上手く撮れませんでした。

ホソバノヨツバムグラ

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山際の湿地などでたまに見られるホソバノヨツバムグラ。この画像は関西の溜池で撮影しました。ここは山から沁み出すように水が流れてきていた場所で、ミズゴケなどと一緒に自生していました。
こんな感じで地面を覆うように生えることもあるんですね。積極的に水中に進出するような植物ではないのでしょうけど、湿潤な環境がかなり好きなようです。このホソバノヨツバムグラは採取してきて水槽に植えましたが、今のところ水中葉として育っています。ただし水中葉は矮小化していてあまり水草という感じはしないです。性質的にミゾカクシと似たような性質のようです。(ミゾカクシも水辺が好きですが、水槽で育てると矮小化してしまう)

ホソバノヨツバムグラの水槽での画像です↓
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この前頂いた兵庫のフサモ様植物ですが、殖芽の形状からオグラノフサモのようです。新水槽には滋賀のフサモと、このフサモ様植物を一緒に植えたのですが、新水槽の環境が悪いせいか両方とも生長がぱったりと止まってしまい、殖芽を形成してしまいました。しかしそのおかげで殖芽の形状を確認することができました。
それにしても、フサモとオグラノフサモの水中葉の見分けは殖芽以外ではまったく分からないですね。殖芽が違うのだから水中葉にも多少違いがあってもよさそうなものなのに不思議です。

新規水槽 その後

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先週セットした新水槽ですが、CO2も通してすっかり水草水槽としての環境が整ったので、旧水槽のほうで伸び放題だったヤナギモやフサモなどを放り込みました。旧水槽のほうは、もう本当に限界ギリギリまで水草を植えていたのでこれでちょっと余裕ができた・・かな。(初めはタデしか植えないつもりだったのですが、やっぱりそんなもったいないことはできないですね)

新水槽のライトですが、この前関西に帰ったときに実家に置いたままにしていたものを持ってきて使っています。エーハイムも実家のものを使いたかったのですが、60Hzのものしかなかったのが残念。エーハイムの2213だと50Hzと60Hzが共用なので便利なんですけど。でも照明はメタハラを一度使ってみたいですね~。

旧水槽に植えていたサデクサはいつの間にか消滅していました。まあ時期的に絶対枯れると思っていたので、あまりいい扱いもしていなかったのですが。種子を僅かですが確保しているので、来春播種してみます。このサデクサもタデの中では希少種だと思います。私は今年の10月に栃木で初めて見ることができました。
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茎にはしっかりした刺あり。水辺に生えていましたが、あまり水が好きな感じはしなかったです。雰囲気的にミゾソバとママコノシリヌグイを足して2で割ったような草です。


下の画像はナガバノウナギツカミと同じ場所に生えていたホソバツルノゲイトウ。初め見たとき、ヒユ科というのは分かったのですがそれ以外はまったく分からなかったので、自宅で調べてみたらホソバツルノゲイトウだと分かりました。
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ナガエツルノゲイトウと同じような帰化種でちょっと心配なのですが、ナガエツルノゲイトウのように水中や水面には進出していなかったのでまだ大丈夫かな?でも以前からここの場所に自生していたかどうかが、よく思い出せません。帰化が拡がっていなければいいんですけど。このホソバツルノゲイトウは採取して旧水槽に植えています。一応水中葉が展開してきています。

タデ希少種

先週末は用事があり関西に行ってました。いくつか水草の自生地にも行ったりしてむしろこっちがメインだったかも。エムヌカボの自生地はどうしても行きたくて頑張って行ってきたのですが、知り合いの方と一緒に行ったためあまりいい写真が撮れませんでした。人を待たせていると思うと、どうしても焦って撮影が雑になるような・・。(←いいわけです)
エムヌカボは以前来たときよりも群落が広がっていたようで、マット状に群生している箇所もありました。反対にミズニラは少し数が減っていた様子。今回も採取した株を標本にしてみたので、後でゆっくり同定してみます。(できるかどうか自信はないですが)

スギゴケと一緒に生えているエムヌカボ
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ナガバノウナギツカミの自生地にも行ってきました。ここの自生地のナガバノウナギツカミはここ何年かは見られなくなっていて、もう一度見たいと思って来たのですが、やはり今回も以前見られた場所では見つからず・・あきらめきれずに周辺を探していたら奇跡的に発見することができました!絶滅していないで本当によかったよかった。

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それにしてもこのナガバノウナギツカミは自生地がかなり少ないです。自分はここの一箇所しか自生地を知りません。しかし葉の形状がヤノネグサに少し似ているので、花のない時期は混同されて認識されていない可能性もありそうですね。
今回は群落が見つかったとはいえ、個体数はかなり少なかったので株などは採集せず、熟していた種子だけ採取してきました。採取した種子の芽出しはまた来年の課題にしておきましょうか。
それと、ものすごい遅レスなのですがsonsiさんのブログに出ていたナガバノウナギツカミっぽいタデはナガバノヤノネグサだと思います。このナガバノヤノネグサもかなりの希少種のようで自分はまだ一度も見たことがありません。